2019夏の西畑大吾さん


おはようございます!オタクです!

今年も少年たちの8月を駆け抜けてきた各位、本当におつかれさまでした。っていうか、ドームに24時間TVに観覧車に駆けずり回ったなにわ男子ファンのみんなたち………………フリーハグ………………………、、、。、 # なにわ男子は地球を救う



西畑くんを応援するとこんなにも毎日が楽しいのか!幸せだな!と常に新鮮な気持ちで好きを謳歌できた1ヶ月だったのですが

今年の少年たちは個人的見解としてカロリーがバカ高く、結果から言うと千秋楽までに消化吸収、全く完了しませんでした!ツイッター情緒壁打ちすらほぼやれてない。

大村祐二を生きる西畑大吾22歳の夏、やわくて脆くて儚くて、観劇毎に凄まじい感情の波に攫われる。息継ぎの方法を忘れそうになる。実直なことばで表すと、本当に苦しかった。でもそういった感情の発露こそ演者本人が達しようとする域への臨生体験みたいなものかなあ、とも思った。去年のような形でエントリを読みたいと声掛けていただいたり(地味に難産な感想文だったのでうれしかったです。ありがとうございます)、もう今年は書かんの?と筆者の少年たち狂いをよく知る友人に煽ら背中を押されたので言質置きますね。一応大筋は作りかけてます!もうちょっとだけ夏を延長しながら、人間の大村祐二を噛み砕いてみます。




去年の自分が残してなくてエッ?となった*1西畑担ド主観Show time感想文をサラ〜っと残しておきます!暇つぶしにどうぞ。



M1:SUMMER GATESMAP

なにわ男子7人のみの登場という演出。
その光景が堪らなくぞくぞくした。
語弊を恐れず表現すると〝関西Jr.の松竹座といえば〟の固定概念を吹っ飛ばしてくれたような気持ち。演目としての『少年たち』は先ほどのエンドロールで1度もう幕を閉じたことを認識してはいるのだけれども、座長・なにわ男子7名へ改めて盛大な拍手を送りたい衝動がこのオープニングでグングン込み上げ、毎公演己の掌と鬩ぎ合いつつペンラ点灯式をしてました。

ある意味で少年たち2019におけるカテコのような1曲。

キラキラ太陽が乱反射するシーンを思わせるミュージックとみんな大好きダイスマ衣装💎 のマッチング、泣いてしまいそうなくらい良かった。ステージ上どこもかしこもが眩しくて、正に夏への扉
個人意見なんですけどダイスマ衣装デザインの『夏』概念への順応性は極めて高くて(布としてのアレは象◯も驚愕の保温力でしょうけど)、季節特有の〝刹那的煌めき〟へ上手く溶け込んでるなーと思います。
そんな真冬初お披露目の一曲、ダイヤモンドスマイルが大好きです。


アースカラーからスカイブルーのマントにフォルムチェンジした西畑くんのアイドルスイッチが
客席からみていて爽快なくらいバチコーーーーーンと入るイントロの瞬間。待ってましたと言わんばかりに心臓は高鳴るし西畑大吾のアオリに始まりソロパート歌い出し(鬼砂糖ボイス)へと連鎖する西畑担がいくら心構えようがお構いなく滅多刺しになってしまう流れなので、歓声どころかもうなんだろう、絶句…………?絶句するほどテンションが弾け散ってしまう一曲目でした!OPで散るな。


空に星座が舞い降りてくるとTender そう今夜待ってんだ

表情…それ………何…………聖母なんか…………?(アイドルスイッチとは?)(5秒矛盾やめや)
お星様をたっぷり詰め込んだようなチカチカうるうるおめめ綺麗に弧を描く口元、形の良い歯、そして輪郭、美麗。ずっと見惚れるねんなあたりまえやこんなん!!!!!!!サマゲの西畑くん、恐ろしいくらい浜辺の天使なんですね……誘われたいとかは思わなくてただどっか俗世サイドから何の干渉も出来ない距離でじっとり眺めてたい


ラキボに倣い🧡タピオカサンド💛(うまそう)されてお肌のつるつるピカピカ度が807815%増しの西畑大吾(22)くん、かわいいね。真皮から発光してた。これはガチ。


はぐれても〜♪ のぐいーーんと伸びる振付が特にすきです。西畑くんほんとにこの曲はのびのびしてる。だけじゃなくて、じぶんが思いっきりダンスを楽しんで、それみて楽しんでもらう、っていうところに焦点当たってそうなかんじもする。

僕についてきなよ♪ は大橋さんとじゃれてる。Wピースで顔くしゃっとしたままニコーーッ☀️❗️が見た中でいちばんキュートだった。顔が大層可愛い



わたしは西畑くんに前髪がないと途端にしょんぼりしてしまうタイプのオタクですが今夏の西畑くんはその顔面を形づくるパーツひとつひとつへいろんな光を吸収して増幅・放出しているとあながち真剣に考えているので、今の樫村ヘアーはより西畑くんの眩しさに拍車を掛けていて(表情を捉えるのに阻む存在がほとんどなくて)どうしようもないほど好きです。今の、なにわ男子を精一杯掲げている西畑くんだからこそ、本当に似合ってしまうな………と。前髪のないステフォをこんなに大切に抱きしめながら難波の街を歩く日が来るとは本気でおもいませんでした。(すごい大袈裟っぽく聞こえるけどわたしの前髪への執着しってる知人たちは今回のステフォ入るたびに買ってること話したらエーーッ!wwwwとなってた)(草は生やされている)

最後のHooooo!!があんまりにも可愛くて心のカメラ連写タイム。




M2:渚のお姉サマー/NEWS

待っっっっっっっっっっっっっっっっってた。未来で待ってた!!!!!!!

真剣にこれはなにわの単独セトリを考える上で西畑くん(というかなにわ兄組)にノリッノリで歌ってほしい一曲だったので初日はマジ泣きしそうでした。この曲で涙するオタク嫌すぎるな。

しかも割と早い段階から丈西橋トリオがイントロで揃えて遊びだしたのでやっぱり咽び泣いた。わたしの見たい兄組、ここにあった。丈大(なにわ男子)のピッチャー×バッターはおたくの妄想でもなんでもなく現実やったし、でも結局さんにんで波乗り🏄🏄🏄サマーしてるのがいちばんわいたかな。西畑くんのエアボードに飛び乗るジャンピング、猫かなんか憑依してた。そして西畑くんのおかおが、あの、完全にあかちゃんだったんですよね。いまちょっと稀少価値の高い表情。あれで丈や橋にキャッキャッ🤗しているので「ァ……………………」となりました。カオナシでももうちょい喋る。


ラ・ラ・風が抱きしめた / あなたと恋したいよ

例のアレ。1週目あたりまでは西畑大橋でめっちゃかわいいほわほわカップルみたいな絡まりをしていたはずなんですけど(距離感バグは通常運転)、いつのまにか西橋の絡まりはねっとりしていた(?)し、巻き込まれ担当藤原さんも最初はされるがまま受け入れてくれてたのに段々ネジ飛び西畑くんがバカぢからホールドしすぎてそれはちょっとちゃう…!みたいな顔で逃げ出したり(ごめんめっちゃ興奮した)、西畑くんのおててが藤原さんの頰をつつみこんだり、藤原さんに靡くとみせかけて大橋さんとのねっとりしたソレを藤原さんに見せびらかしたり、西畑くんほんまやりたい放題で強かったです。たのしそうな西畑くんがたのしかったです。小2の作文?




M3:One & One Makes Two/Hey!Say!JUMP

かわいい。西畑くんは花道前で踊ってて、大きな立ち位置移動とか全然ないからわりとずっと正面の範囲のみをぽや〜っときゅる〜っとみつめながら踊ってる。バックで慎ましくにこにこふあふあしてるときの🐹西畑大吾ちゃん🐹みたいな姿だった。思いっきり1列目なんですけどね。ふしぎなかんじ。下手幕にハケるときのステテテテテーーー感が良(よ)。



M5:Bittersweet/嵐

「ビッ………」て息止まった。初日。真っ先にこたちゃんみつけたから琉巧さんいないやつですねおっけー👍❗️と了解ウォッチした直後に橙琉巧さん視界に入った。今夏の神スタイリッシュヘアセとくすみカラースーツの相性天才すぎてしんど……………………


生まれてく世界は ためらいもなく ただ君で染まってゆく

こたるくにこのパート割ったおとな、あいしてるで。




M7:Bonnie ButterflyKinKi Kids

ジャニヲタ、一生のうち自担に1回でいいから歌ってほしいじゃないですかボニバタって(ド偏見)(クソデカ主語ダメ、絶対)

回転盤でこういうシックな曲を魅せられるのが松竹座のイイところだと思うんですけど、なんせ西畑くんあんまりこのカテゴリー選抜に入ることがなかったので(15夏Give Meは夢かと思った)イントロであのヘアーがシルエットに浮かんだ瞬間、心からのガッツポーズ入りました。みちぇありがとう。


I Can't See Your Eyes まだヤなAirの中 ジンのアイス溶ける真夜中
意味ないDryな言葉を交わしてる

歌割り大満足。というより、長年担当に歌ってほしかった歌詞がまさかのがっつりソロパートでした。この夏のショータイムはボニバタに捧げて通うと決めた8/2。

ジンのアイス溶ける真夜中っていうことばのセンスが本っっっっっ当〜〜〜にたまらないんですよ。からん、と音を立ててとけていく氷で薄まっていくアルコールの存在、すなわちけだるくて、すこしいやな静けさを孕んだ空間を暗に示しているわけじゃないですか。


キンッキンに冷えたジンベースのカクテルをぐいぐい流し込むのも勿論大好きなんですけど、やっぱり、ちょっぴり時間を置いて香りと苦味が増したジントニック、個人的にめちゃめちゃ愛してるんですよね。

この歌詞を歌う未成年のこどもたちに背徳感を覚えるのがじゃにーずじゅにあの一興だな〜とずっとおもってきたのですが、2年前に無事ミラクル成人を迎えて以降ほろ酔いエピに事欠かなくなった西畑くん(≒ミニまり)がまさか歌う日がくるとは思っていませんでした。ボニバタ松竹で歌ってほしいな〜でもまあないやろな〜(対で歌うメンバー全く思い浮かばん)くらいのテンションだったので。Jr.担、マジで何があるかわかりませんね。みちぇありがとう。(2回目)

赤色スカーフを目にして あら〜♡♡(メンカラ厨)などとニコニコしていたら、そんなスカーフの真下でチラッチラしている黒スキニーの空間が目に留まり命が絶えました。西畑くんにライン隠しの意図の欠片もないジャケとスキニー合わせたのもながおけんとくんですか?口座番号あとで送っといてくれる?


階段に腰掛けてるときの伏し目はまつげ担にとって永遠の時間に感じられました。西畑くん大本命のねっちょり耳に残る高湿度ボイス浴びたので今年の夏も勝ち確。



M9:Lil Miracle/Lil かんさい

訳わからんくらいキラキラアイドル。キャッチーすぎて8/3昼公演の時点で口ずさみながらchu chu chu~👌♪してたくらいオタクは秒で好きになる曲です。たくゃソロから始まるのなんでかめっちゃ震えた。琉巧さんのソロパートでインスト消えるところ、ちょ〜オシャレ。大好き。

何十回 何百回 何千回〜というサビの歌詞が大サビで

もう一回 もう一回 もう一回 その唇にキス
何回も 何回も 何回だって 抱きしめるから

とテンポ良く盛り上がりまして、トドメのとあが
いつも君は笑ってて〜♪
とつきぬけるような澄んだ声で歌い上げてくれます。こんなん好きじゃないドルオタおる?おらんて…



M10:青いイナズマSMAP

ちゃんとAメロから歌ってくれる青いイナズマ〜〜!!大勝利〜〜〜〜!!!

わたしがはじめて個人を認識したジャニーズは木村拓哉さんなので、ゲッチュ!な自担、シンプルに家宝です。西畑大吾さんがゲッチュ!してしまう世界線、もしかしなくてもとてつもなく面白いのでは?この世界で生きてたい。

なにわ男子って本当にきらっきらの王道アイドルグループなんだ、と腑に落ちる一曲でした。

1人1人ソロパートを歌い継いでいくところがユニットぽくてずっと泣いちゃうな…(ユニットだよ)



M11:アオハル 〜with U with me〜/なにわ男子

大西流星さんの「なにわ男子の新曲です」から導入。まあまずそのシチュエーションで泣きがきます。なにわ男子、の新曲。

個人的に西畑くんがAメロBパート(という表現でいいのかは謎)の長尺を担当しているのがグッと胸にきます。まるでユニットの一員。(ユニットの一員だよ)

イナズマ終わって大橋さんのもとへ駆け付けるときは大体ひょうきんだいごちゃんが顕現してるのとか、大橋さんの安定感バツグンに決まってる背中へすぽっと装着(装着?)されていく西畑くんの一回り小さな体格とか、届け〜た〜い〜♪でナナメ下に差し出した手をぐい〜っと引き寄せる振付が確定伏し目で素晴らしい話とか、キリが無さすぎ。

セットの照明も各ソロパートメンカラ全対応。メンカラ厨ジャニヲタが松竹座で息できる今現在、生き長らえて本当によかった、、、、、公式ペンライトにすらイメカラ無かったのに、、、、、(健気に電池を消費する日々)


背景のライトがほぼほぼ真っ赤になるので、アオハルカラー(?)なライトブルーとの対比でさらに🔥情熱のレッド🔥といった様相を呈する。君だけに〜♪の西畑くん、めちゃめちゃアイドルなのにめちゃめちゃ戦隊ぽくて格好良いよ。目力強すぎるし。大好き。その差し出された繊細そうなてのひら、化身とか出せそう。



M12:BANGER NIGHT/Hey!Say!JUMP

浅学のため未知でしたが、初日、に飽き足らず2日目以降も(4週目に至るまで)止まないイントロの歓声で察した曲。

衣装がとにかくすごく重そう。わたしはゴールド×なにわちゃんの組み合わせに勝るものはないのでは!とハ………チャ音頭で確信したオタクですが、本当にその通りだった。1人も衣装のギラめきに負けてない。むしろゴールドがなにわ男子のオーラを完全に引き立たせる役として担ってる。

西畑くんの甲高い方の歌声で脳が茹だってしまうし、キメキメエアカメラ目線盛り盛りだし、トメハネハライのワンポーズごとを正確にクリアしていく西畑くんのダンスだいすし🍣倶楽部なオタクのみなさ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!……………………息継ぎって覚えてる?


たくゃとセンター割りでずんずん歩いてくるところなんかハァわかったわかった関西の未来に一点の霞も無し!!!!!とつい一本締めしそうになる



歌い終わり直後の挨拶が藤原さんなのは諸々の選抜ですよね?バンガーナイトから締めの挨拶させる持久力ドM仕様こわい




M13:鼓動



ライトが消えた暗闇の中で松竹座という箱の中を隅々まで見渡そうとする西畑くんを、あの慈しむような愛おしいものを丸ごとだきしめるような両眼を、お互い忘れずに未来へ進めるといいのにな。いつもそうぼんやり考えながら幕降りの西畑くんをみつめればみつめるほどあつくなる目頭を押さえました。



あの空が 消え果てたら 星を目指してみようか

ただ前を向いて歩いていこう 道はなくとも






.

*1:どう考えても理由はMDの存在

君とずっと 笑顔で明日をみてるから!

 

関西ジャニーズJr.、なにわ男子の西畑大吾くん、わたしが平成の時代にみつけた唯一無二の宝物アイドル!!!!!!!

 

 

 

そんな西畑くんとたった1年の違いで平成に生まれたのも、西畑くんがトイザらスジャニーズ事務所のオーディションに連行されたあの日*1奇しくも友人と向かった先が大阪城ホールだったのも、未来の自担探し〜などとありきたりジャニヲタジョークを交えたたった2年後に自分には一生用が無いと高を括っていた大阪松竹座へ飛び込んでいたのも、オリックス劇場3階の端まで駆け回る西畑大吾さんのくりくりな瞳と対面して名前団扇を握りつぶしたのも、高3の1月に『墓まで後悔してたまるか!!!』とセンター直前講習を蹴りなにわ皇子のドンセクを目に焼き付けたのも*2

 

ぜーーーーーんぶたまたまで、ぜんぶ平成の思い出!

 

 

 

これまで自分の人生自分なりに歩んでて信条にしてることが1つだけあって、それが好きと感謝言葉にして表現する

 

たったそれだけなんですけど なんやろ 個人的に察してくださいの愛情と感謝は存在しないも等しいと思ってるので

 

相手に汲み取らせる前に、ことばで、活字で、デザインで、絵で、音で、なんでもいい。愛してますと有難うの発信を続けながら生きていたい、そう常日頃おもっています

 

で、そんな自分にとって、西畑大吾くんの発信することばは分厚くて、熱くて、魂込めるというか最早魂そのもので、多分あちらからしてみれば 過剰摂取やな流石に(笑)くらい真顔で笑われてもおかしくないほど享受しちゃってる自覚はあるんですね

 

でもやっぱり大好きなアイドル

綺麗事、夢、未来、感謝

を遠回りせずストレートなことばで届けてくれる今、リアルタイムで受け取って発信し返せる今

 

ってあまりにかけがえのない時間だとわたしも心から思います、西畑くん

 

 

 

西畑くんの文章、表現、言葉は

ファンの中の偶像:西畑大吾

を更に磨き上げて、愛おしい、という気持ちを何回でも構築してくれる、大切なパーツたちだと昔から捉えています

 

西畑大吾のファンになり、不定期にでもいち関西Jr.の西畑くんが自らの言葉で発信できる場を得たことにスタオベで喜んだあの秋から何年も経ちましたが、

本当に何度だって西畑くんの言葉ひとつで幸せになれたし、安心できたし、これからも応援したいと決意したし、アイドルとしての夢を叶えてほしいと強く願ったし、一緒になって喜べたし、悔しさで奥歯を噛み締めたし、

 

自分にとって西畑大吾くんは何にも代えられない宝物なんだと

何度も、何度でも自分の目で、耳で、見て聞いて、西畑くんが立ち続けるステージの空気を肌で感じ取りながら、再確認を繰り返して今日に至りました。

 

そんなふうに他人の心を動かしたり、多くのファンにとって無二の存在であり続けること。全く簡単なことでも、何の積み重ねも無くできることではない。

西畑くんがアイドルとして貫いてる姿勢そのものが見える形となって、あるいは目に見えない何かとなってゆっくり、じわりじわりと確かにステージの先へ届いて。それは、受け取った人に応じて様々な思いへと変容しながら、圧倒的多数のプラスエネルギーを生み出す。私自身は言葉通り幾度か救われました、実際。

西畑くんが日々のアイドル業を通じて多くのファンの〝楽しい〟〝面白い〟〝幸せ〟タンクをなみなみと溢れんばかりに注いでくれているのは明白だというのに、声高々誇ってくれたとてなんの驕りも感じないレベルの影響力なのに、当の本人は至って『変わっている自分をアイドルとして好いてくれる人はきっとちょっぴり特殊』『ありがたい』などと西畑節を繰り返す。から奥ゆかしくて味わい深いんですよねアイドル西畑大吾………ハァ……………好きだ……………………。。

 

西畑くんはファン心理にすっごい寄り添う(=共感力がずば抜けて高い)タイプのアイドルだと素人分析しているのだけど、西畑くんのファンを継続していくと、自分が勝手に頭で描いてみる未来の理想と 西畑くんがアイドルとして掲げてくれる大小さまざまな夢が限りなく近似していきます  意識の有無関係なく、西畑担って“そう”なります。中々すごくないですか?(すごいと思う)(自問自答の時間?)

 

 

令和の時代も、西畑大吾くんとファンで手を取り合って

 

前だけ向いて

 

抱えた夢はいっぱい共有して

 

なにわ男子の単独公演大成功させて

 

誰も見たことない景色を見に行きたいです。行きます。ね、西畑くん!!!!!!!

 

 

 

 

 

西畑大吾さんがアイドルとして生きた平成、ありがとうございました😊ばいばい

 

*1:20110403

*2:受験生のヲタ活を推奨する意図はございません

3月31日という日

‪3/31、私にとっては何よりもたいせつでだいすきな元相棒の2人が、西畑大吾さんと永瀬廉さんが 共に関西ジャニーズJr.として衣装を纏い松竹座の舞台から客席を見渡してくれた最後の日です。‬

 

 


in大阪でテロップが出るようなメインの顔と名前ならほとんど一致して、行動圏内に大阪松竹座という空間があることも知っていて。それでもなお能動的な興味を特段持たず過ごしていた当時10代の自分が、殆ど衝動のままに関西ジャニーズJr.の担当という世界へ飛び込んだきっかけを与えてくれたのは他でもない西畑大吾さんで‬

‪もっというと、なにわ皇子西畑大吾で‬


‪圧倒的な引力で万年デビュー担の自分をJr.担へと導いた15歳前後の西畑くんがそこからの長い青少年時代を捧げることになる関西ジャニーズJr.、およびその本拠地とも言える大阪松竹座を『己を槍に盾に変えても守り抜きたい大切なもの』とすように過程をファン目線で眺めてきました。‬

‪その松竹座から新しいステージに進む戦友を何度も 何人も見送ってきたこと‬

‪いつの間にか、ではなく明確にある時から松竹座0番を任される機会が増えたこと‬

 

---

これはもう、ほんとうに、ほんとうに憶測でしかないことなんだけど‬

西畑大吾くん、なにわ皇子の最年長として過ごした期間の経験があまりにも関西ジャニーズJr.西畑大吾としての人格形成に影響を与えすぎたんじゃないかなと

‪いうのが常日頃からわたしの頭の中にある或る意味では自分の中の偶像西畑大吾で、そんな勝手な憶測が心から溢れでてしまうような当人の言動に触れてしまった折にはツイッターでぶつぶつ壁に打ってきたのですが‬

‪その人格形成期にね、成長真っ盛りというよりほぼ成長済みで、愛嬌というよりのんびりマイペース猫被りキャラで、お目目キラキラ+ちっちゃくて無垢が服着て走り回っているかのような同期フレジュたちにずっと囲まれていた、西畑大吾くん

 

が、初めて出来た後輩世代でずば抜けたオーラを放っていた5歳下の小学生と、入所から丸1年同じラインで活動していたらまた同じ居場所を与えられた2歳下の同期と、当時のJr.ユニット特有の紆余曲折ありつつ3人でひとつになったこと‬


‪そのとき唯一の義務教育修了済メンバーだったこと‬
結成後ほぼ間髪入れず‪冠番組を与えられたこと‬
‪入所2年目でメインコンサートを経験したこと(ここではオリックスとF公演を指しました)‬

 

‪2人の隣で関西Jr.の先輩のデビューを見届けたこと‬

‪デビューした先輩たちに松竹座を託されたこと‬、託されたときにはもう横並びでは居られなかったこと

 

 

‪アイドルとして生きる道を何度も人知れず選び続けて今日に至る西畑大吾さん 関西ジャニーズJr.として育ってきた彼が、

その育ての親と呼べる『関西ジャニーズJr.というひとつの母体』へ向ける深くて重くて他のだれとも(共有はできても)この先決して等しくなることはない感情は‬

 

‪上に羅列した、いやこれだけでは足りないけれど、あのころの経験ひとつひとつから熟成され濃縮されてきたそのものなんじゃないかなーと。‬

西畑くんが2019年現在も永瀬廉くん、大西流星くんへ向ける明らかな〝特別〟を隠さない眼差しは西畑くんが2人と共に過ごした時期にジャニーズとしての人格をつくりあげていったと仮定すると至極当然のように思ってしまいます。

 

※この☝︎想定に関して、2019年新春にめでたく20歳の誕生日を迎えた永瀬廉さんへのお祝いコメント中、唐突に、大西流星さんが成人する未来の話を始めてしまった西畑大吾さんがほとんどアンサーしてくれたようなもののため議論は特に不要そうです※

 

 

 

‪だからこそ、4年前の今日も西畑くんは‬

‪ジャニーズを卒業することを決めていた同級生との別れを惜しみ、舞台上ですらぽろぽろと涙を零しながら‬

 

‪心のどこかで もしくは本人へ直接宛てた言葉として‬

‪春から居住地を東京へ移し、完全に関西の肩書きを外してジャニーズJr.となる永瀬廉くんへもちゃんと丁寧にはなむけを送っていたんだろうなと‬

‪当時と今の西畑くんを何度もみつめてみつめなおした上で私はそう推察せざるを得ません。‬

 

ほんのすこし前の某日 もとい8/7の松竹座で、あの子を前にしてボロボロとめどなく零れ続けていた西畑くんの涙も私は決して忘れることはできないです あの光景こそが、今の西畑くんなりの関西Jr.生活で築きあげていった愛情の送り先そのものだと物語っていたので。

 

 

 


‪1番前に名前が記された夏を迎えて冬、春、夏、冬、春、夏、冬、春、夏、冬、‬


‪きっと彼は今日もたまらないほどの愛情と誰にも曲げられない最早譲れる大きさですらないプライドを心臓に抱えたまま‬

‪関西ジャニーズJr.として生きる道を進み続けているんだと思います。‬


ここ大阪松竹座

ホール・劇場所感(関西編)

関西圏で利用したことのある(かつ記憶に残っている)会場のみをまとめた備忘記事です。
コンサートホールから小劇場までごちゃまぜのキャパ順分類にしました。

個人的な感想や感覚を多分に含むので初めて赴く際の参考にはしないほうがいいです!


【INDEX】
1.大阪城ホール
2.ワールド記念ホール
3.グランキューブ大阪 メインホール
4.Zepp Namba
5.オリックス劇場
6.梅田芸術劇場メインホール
7. NHK大阪ホール
8. 豊中市立文化芸術センター 大ホール
9.コスモスシアター 大ホール
10.シアターBRAVA!(閉館)
11.大阪松竹座
12.森ノ宮ピロティホール
13.メルパルク大阪
14.京都劇場
15.サンケイホールブリーゼ
16.シアター・ドラマシティ
17.新神戸オリエンタル劇場(閉館)
18.南港サンセットホール
19.国立文楽劇場 小ホール




大阪城ホール中央区)キャパ約10000

大阪城公園駅より徒歩5分って公式には書いてるけど実際の入場口は駅から見える正面玄関の真裏なので5分でもぎりは流石に辿り着かない。
地下鉄からも到達時間はさほど変わらなかった。強いて言うならホーム▶︎地上までが長ったらしいけど大江戸線ユーザーとかには赤子のようなエスカレーターかと存じます
京橋からも歩こうと思えば全然歩ける距離、おめかししててヘアメもヒールも崩したくない日は歩かないほうがいい距離

私個人としてはやっと完成した駅前施設(ジョーテラス?)のない時代に大阪城ホールと共に青春を駆け抜けきってしまった(???)ので、今の城公園に降り立つとどことなくアウェイ感が漂うようで少しだけ寂しいです。こうして時代に取り残された者からきっと老いていくので早く慣れようとおもいます。JCJKの頃とかは1部終わりサッと捌けて京橋まで早歩きして今は亡きダイエー(現イオン)各所で2部まで駄弁ってたな。今はツイン21とかIMP内のカフェが1番落ち着く

外周あるとスタ1がご対面になるしアリーナは首痛めるし埋もれるけど埋もれてるの分かってるアイドルはしっかり内側を見てくれるので城ホのアリーナは良い。横花前は視界最強。スタンド5列以内ならかなり近く感じるけど立見は低身長&足腰弱者にはマジで駄目。8年くらい前に入ったのを最後にセルフ出禁した。スタトロは2015夏頃からいつのまにか復活してた。

お手洗いの回転がマッハ。そもそもここ数年ちょっとタイミング考えて寄ったら並んだことない。こんなに広い会場なのに水回りちゃんと綺麗で毎回感動する

ロビー全体に城ホ特有の匂い?みたいなのが充満してるからどんな良席引いた日も一瞬で心が落ち着く(それはそれで…)


ワールド記念ホール神戸市中央区)キャパ約8000

三宮から10分の市民広場駅より徒歩3分。
駅降りて何も考えずまっすぐ歩いてたら向かって左にドンッと現れるので道のりはとても簡単。駅までが長い
駅-会場の道程でパッと入れるコンビニは無かったはずなので諸々は事前に調達したい。食事も三宮。一応、駅を降りた真下に自販機あり。 追:会場アリーナ入口前(外)にも自販機3台ありました!街中プライスでやさしい。麦茶も十六茶もある 夏場はすぐ売切れてそうだけど…

ここはスタンド全10列、っていうのが有名なんだろうなあ。最前表記9、最後列表記18。仮設席に出会ったことは未だないです。スタトロ実質4列-5列間。
最後列入ったことありますが確かに演者の顔がハッキリ見えるし段差がガチガチだから全景見るにも超快適です。どこかの城と違って視界が全然暗くない。
外周ありならスタ1はちゃんとご対面です。

アリーナ、笑えるくらいスタンダードのパイプ椅子だから本当に横幅が狭い。めっっっっちゃ狭い。

ポートライナーの外観が綺麗なので窓眺めてたら10分あっという間に着く。
なんか銀河的な劇場的な所に行きたくなるんですよね、あの風景


Zepp Namba 浪速区)キャパ2500(1Fスタンディング)

南海難波から一応徒歩12分らしい。パークス越えて、ヤマダ電機越えて、ひたすら歩いたら着く。
大国町からは半分くらいの距離、南海今宮戎駅からは5分以内らしいです。移転前は南港のインテより更に東側にあったので、真冬に訪れた際、開演前(夕方)の時点で既に真っ暗&長すぎる道のり&冷たすぎる潮風がトラウマとなり、シンプルに2度目はないなと思いました。そしたら移転しました。バンドに明るくないのでZeppの事情ってよく分からないです。

タリーズで集合待って、帰りはなんばこめじるしで飲んで帰る、のパターンしかしたことないなあ。深夜開店とアサリ落としで有名な天ぷら大吉の唯一の分店がこめじるし南端にあります。こちらの店舗はランチ営業+22:30閉店。



オリックス劇場(西区)キャパ2400

四ツ橋駅から徒歩5分。劇場正面に大きな公園があるから、初めての人も久々の人もあんまり迷わない立地

2階席はサイドを考慮しないと実質6列なのでとても普通なのに、3階席が謎の12列もあってこのキャパ。3階に中通路2本はじわる。
シート硬、やや狭。傾斜はそこそこ。段差6列〜。2階最前の手摺はだめなやつです。(視界。)


梅田芸術劇場メインホール(北区)キャパ1905

各線梅田駅から10分弱くらい。大阪駅からはもうちょい遠い。中津3番利用一択。

とっても綺麗な内装で絨毯も座席も全部ふっかふかです!愛してます。まあ、席の柔らかさってほんとに好みだと思いますが……
それとこれはナイショの話なんですが3階ロビーはいつでもなんでも空いてる。どの舞台でも開演前は3階ソファーに住みます。快適。

劇場入口から客席フロアまでエスカレーター完備。
物販エリアが最後尾分かりやすい&混み具合が一目で分かるので推せます。
あとは3階席に入った際のシャンデリアの存在感。梅コマといえばあの丸い照明も特徴的ですよね〜。幕間とかつい仰ぎ見たくなってそのまま軽く首のストレッチになります

シート柔、列幅広。列間もそこそこ広いので数字的に前列でも舞台からはだいぶ遠く感じる、個人的には。

1階席:段差6列(表記)〜。オケピの関係上3-4列間が若干広い。8列以降はしっかりめに段差あり。どこのエリアもそれなりに見易い。サイドもがっつり放射状配置なので然程首が痛くならない。席配置が交互ではないため14,20列以外のドセン付近に入ると見切れ多発、梅芸中後列はサブセン・サイドの方が快適まであるかもしれない。20列〜はオペラ忘れるとそこそこ悲惨。死ぬまでにお一人様席座ってみたいです。今最も憧れのシート。
2階席:サブサイドまではほとんど見切れもなく快適。梅芸の2階サイド、所謂ボックス席はリアル1秒でロビー出入りが出来るので大好きです。後列の圧迫感も比較的少なめ(重要)
3階席:SHOCKでしか入ったことないけど、コウイチの記憶しかないくらいには上からフライング舐め回せるシートです。とにかくたかくてこわい。ピンヒールであんまり昇降したくない感じの段差

お手洗い:キャパに対して絶対少ない。1ベル後もだいたい列残ってるイメージ。通路席じゃない限りは要幕間返上。フックとは別で手荷物置きまで完備なのが流石梅芸様。秋冬は確実にお湯出た(夏場の梅芸に用事がない)

飲食:併設も高架下も茶屋町も多種多様。ダッシュ10秒にファミマ、地下に郵便局もあるから衝動に任せた追いブロだって余裕。マチ前ランチもマチソワカフェもソワ後飲酒も一生困りません!!!!!!お手紙マン御用達、地方レアチェーンの中津クリエ閉店しました!虚無!東京住も!


NHK大阪ホール中央区)キャパ1417

谷町四丁目駅からすぐ。
駅出口~ホールまでの道中にパッと入れるカフェが無くて、谷町筋の向こう側行くのも面倒だし時間潰したり座りたいときはもっぱらシアトルズ使ってた。人がいっぱいいるイベントの日は屋外行く。公園(?)…良いよね…
谷町筋、ちょっと歩いたらちゃんとカフェもあるし、居酒屋はごろごろある

シートやや柔、列間やや広。渋谷のNHKホールと同様*1に座席がエリアごとのアルファベット表記+各エリア内列番号
1階席:F(前方)C(中央)R(右サイド)L(左サイド)
2階席:M(中央)BR(右サイド)BL(左サイド)
サイドでも見易い。なんなら、わたしNK大阪のホール内に初めて入ったのが学校関連の式典だったんですけど、確かBLに席通されて(こんな端っこ数時間座ってるだけなら居らんでも一緒やん…)みたいな顔をしていたら着席しても案外舞台上がよく見えて驚いた覚えがあります。F、入ったことないから後ろの見え方とか気になるなあ
NHKホールの座席に関しては参考映像が山の様にありますね〜


豊中市立文化芸術センター 大ホール豊中市)キャパ1344

編集中



コスモスシアター大ホール貝塚市)キャパ1224

難波から急行30分、さらに20分に1本の単線電車に揺られ1駅、降りて徒歩5分。水間鉄道、改札こそありませんがICカード対応なので見た目より全然楽です。最寄り駅が最寄ってないより全然マシ。一応、南海線貝塚駅からも徒歩15分orタクシーワンメーターとの案内もあります。

最寄り駅の名の通り隣が市役所だし、シアターは公民館と併設だし、駅降りたらまず市民図書館がお出迎えしてくれる。ただの住宅地

シートは硬いけど幅は結構広い。でもシート背面がめっちゃ硬くて音出る素材だから常に爪先ぶつけないかひやひやした。 傾斜緩い。センブロでも後列なのに人の頭で舞台センター7割が遮蔽されたときは帰ろうかと思いました。リリイベで推しの席サイド固定だったから帰らんかったけど…快適に舞台上を見るには中列ブロック(L~T)が丁度いいんだと思う。ロビーは広くて綺麗です。普通に。



大阪松竹座中央区)キャパ1033

ちょっと慣れれば各線なんば駅降車から5分以内で着席可。15-B使えば席までフルエスカレーター
14番出口正面のファミマにはゆうちょATMもあるし買い忘れてたドル誌もお隣のTSUTAYA戎橋で調達できるし飲み食い一切困らないです。各階ロビーに長ソファあり。あと各フロアに巨大ゴミ箱を用意してくれるのが個人的激推しポイント

2017年12月以降、3,8,12月公演はチケットもぎり後3歩進むとオペラグラスチェックコーナーが出現するようになりました。チケットともう片方の手にオペラを掴んで入場すると瞬きすればシールがゲット出来てオススメ。もしくは半券受取り後、一旦両端に立つスタッフよりさらに左手に逸れて鞄やケースから取り出すのも丁寧かつスムーズだと思います。入場口の混雑緩和にご協力お願い致します(?)

入ってすぐ右側にクロークあります!昼夜通し申請したら昼から夜までぶっ通しで預けられるのでやさしい。自分は預けたことないけど
各座席の見え方は人それぞれ拘り強くなりがちだと思うので、どこでも入ってみるに越したことはない。まあそれ言ったら全部の会場がそう。劇場好み、人それぞれ。初見の友達に聞かれたら舞台なら3階最前と2階3階桟敷と1階桟敷〜8番は避けたほうがより良いかも、くらいしか言わないかなあ。初見のみね。私はTDC見切れ大好きオタクなので3階桟敷のリピートとか普通にします。最前最上下手はもちろん音響と2時間なかよし。


松竹座の備忘録っているかな?????????



森ノ宮ピロティホール中央区)キャパ1030

各線森ノ宮駅から徒歩5分以内。
周辺にこれといった目印がないものの、逆にあのエリアはジョガーかオタクしか歩いていないのでそっとついていけば絶対に迷いません。なんかやたら黄色い建物です。

そう!つい3年ほど前、劇場真向かいにキューズモールがオープンして利便性は一気に上がりました!それでも確か21:00閉店なのでソワレ終わりにサクッと語れるカフェ的な場所は多分今でも無い…普通に京橋とか梅田行く感じで良いと思います。〜20:00終演とかのソワレが早い作品ならモスバーガーが21:30までやってるので無しではない。オタクだけが肩を並べる狭い空間。JK時代モス直行してたな……

シート硬、列間ふつう。
中通路より前の中列、傾斜緩い上にnot交互。なぜ?シンプルに見えない。中通路以降の段差はまだしっかりしているので、選べるなら自分はO~Tセンター・サブセン>J〜Nセンター、に座る。中,後列サイドの圧倒的蚊帳の外感が好きじゃないです ※個人差があります


メルパルク大阪淀川区)キャパ1010

各線新大阪駅から徒歩5分。駅から連絡橋が地続きになっているため道のりの半分程度は屋根の下を歩ける。5分って公式には書いてるけど実際新大阪駅自体を抜け出るまでが長いし橋の上り下りや正面玄関前の信号待ちとかあるのでダッシュでも5分は微妙

劇場入口(もぎり)は2F部分なので初手から階段登らないといけない。ロビーは縦に細長いけどソファは少なくてその細長い所に物販とかトレスペ(仮)とか詰め込まれるからそんなにまったりは出来ない。場内自販機の品揃えはそこそこいい。自分はいつもギリギリに入場して幕間はずっと座席にいます

シート普通、列間やや狭。
1階席:段差6列〜、やや緩め。サイドシート座ったことがないので憶測ですが、最前からしっかり放射状配置になっているので首の痛みはマシそう。TDCアリーナサイドよりは。比較対象がアレ。
2階席:未経験、周りの評判は良いのでいつか座ってみます

飲食:劇場周りのビル内にファミマ、セブンとか。最寄り新大阪なだけあって飲食店もあることはある 全精神力を放出した観劇後、つい王将寄っちゃう


京都劇場京都市下京区)キャパ941

JR他各京都駅(のぞみ停車駅)から直結。よって駅から会場入口まで完全に屋根あり。勝確ですね。但し駅ビル内ではなく地上移動した場合、台風接近レベルの強風が混じると問答無用で吹き込むエリアあり(レアケース)

総合的に大好き!文句言いたいとこ、ひとつもない!ロビーは無駄に広くも狭くもなくソファもすっごい良い配置で多数設置されトドメに劇場入口から1階客席までエスカレーター完備。言うことないんですよね。京都駅みどりの窓口前から劇場内へ伸びるレッドカーペットと2F〜3F(2階席部分)を繋ぐ階段が格調高くて非日常感があり毎日来ても結構テンション上がる

座席:シートやや柔~硬、列間やや狭
1階席:中通路より後ろは座ったことないので見た感じですが段差しっかり。間口が狭いおかげか前列サイドでもそこまで首が痛くなかった。でも作品によるかな。京劇は中列センターが大大大大大大大好き。劇場の在るべき姿。中列サイドもみやすいよー!全然首痛くならないよー!2階被りはQ列真上
2階席:舞台から遠い。段差しっかりで見易い。
お手洗い:普通に綺麗。キャパに対して数は少ないので1ベル後もわりと並んでたりする。周辺施設が充実しているのでここは然程気にならず。

飲食:いつも違う所で済ませてるから劇場建物内の飲食店は利用したことないけれど、普通に使い易そうです。
マチ前、マチソワ間で手紙作るのに便利なカフェも有事の際のコンビニやスリコもポルタや伊勢丹へ行けば選べるくらいにはあるので本当に何も困らない優秀な劇場。八条口側にもちょろっとカフェ、食事処、マクドがあります。もちろん全て屋内移動だよ!平日休日関係なく人は多いけどテキパキしてる店員がほとんどだから回転も早い気がする
あとメルパルク前あたりの空間が広々としてるの凄く良いよね。そんな都会のあそび的スペースに鎮座されたトレスペには同じおたくでも一瞬ギョッとするけど仕方ないよね、広々とした公式のエリア、与えられるだけまだ良いよね〜(もぎりの右横がトレスペになってる作品もみた)


サンケイホールブリーゼ(西区)キャパ912

西梅田駅10号出口より徒歩3分
大阪駅からも余裕で歩ける距離だけど、いかんせん方向音痴が梅田地下迷宮or高層ビル街に立つと一瞬で時空が歪むので1人のときに大阪駅⇄ブリーゼはしたことがない。絶対しない。
追:2019年満を持して1人通いしました!大阪駅桜橋口から地下潜って真っ直ぐ進めば方向音痴でもちゃんと屋内移動できました。詳しい経路はぐぐってね
1人でさくさく歩いてみて大阪駅改札からブリーゼB1Fまで6分強でした。あのへんは土日のほうが混んでないから歩くの楽…

関ジャニ∞のオタクをしていた頃は舞台といえばブリーゼブリーゼなイメージだった。改めてイフオア10周年おめでとうございました。ハイヒールモモコさんと同じ回に観ていたのを知らないまま偶然同エレしたのも在りし日の思い出です

ブリーゼの間口、めーーーっちゃ狭くないですか???キャパ大きい箱なのにとてもこじんまりとした空間に感じる…そのせいか2階の傾斜がゴリッゴリで縦に長い。アイア(キャナル)ブリーゼアイアって興行、改めて色んな角度でハードすぎたやろ…という小並感しか浮かばない
あと超個人的にはバルコの座席形状が好きです。アトラクションみたい。とうみゅの客降りでバルコ椅子の後ろ通ったのを見た日には目が点になりました。D-E列間も客降り対象通路だった。すっげーや

黒を基調としたホール内部、なんとなく観ているこちら側まで精神を統一出来る気がするのですごくすごく好きなデザインです。中に入るだけで気持ちが引き締まる。それと対照で光や透明感をふんだんに取り込んだロビー構造も素敵〜〜京劇と重複するけどブリーゼこそ毎日来てるのに非日常を味わえる箱


そんな愛するブリーゼ、幕末天狼傳とかいう人生変える作品と出会ったマイ聖地となってしまったので、次にこの地を踏めるかは正直微妙です…………:あっさり踏みました。結局刀ミュで(みほ2019)。初演は梅コマでしか観ていなくて、再演は初観劇がブリーゼだった故のハマり具合だったのかな?とすらおもいました。設定期待値の高い.5はブリーゼか京劇で初見するが吉、のマイポリシーを堅める結果となりました。ねえねえネ◯ケちゃん!いつになったら幕末篇で京劇押さえていただけますか!血の涙

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(北区)キャパ898

メインホールの地下、B1F。
白茶な建物のガラス張りになっている部分を正面から自動ドアぐいーんと入ってホテル入口を左手に見ながら真っ直ぐ進むと現れるエスカレーターを降りて振り向くとチケットもぎってもらえます。屋外から乗れるほうのエスカレーターで地階へ降りると慣れてても地下で迷いがちなので注意 同時期に地上(メイン)へ通う他ジャンルの友達とも気軽に出会い厨できる会場です!若俳同士も見学し合ったりしててたのしい空間です

シートやや柔、列間ふつう。傾斜ややしっかり。20列〜センブロも1回入ったけど特に問題なく快適でした。前〜中列サイドも見やすい。最前が舞台から遠からず近からず本当にジャスト!という距離で、板自体もさほど高くないため首が全然痛くなりません。ドラマシティは良い劇場。



閉館

新神戸オリエンタル劇場神戸市中央区)キャパ668

:閉館おつかれさまでした〜!ア、…、、アイアに魂売っ…………と関西圏オタクに激震が走った平成最後の2月下旬、いかがお過ごしでしょうか 2019.7杮落としなら流石に居抜きと信じたいけどこの立地でふかふかじゃない座席、つくってみろよ ぜってーゆるさないからな おたくより

再追:生まれ変わったオリエンタルにやっとお邪魔してきました。今回は残念ながら2,3階に座る予定がないので、1階の感想のみまた追記しておきます


新神戸駅(のぞみ停車駅)改札から直結のオリエンタルアベニューという施設の2Fフロアにある劇場です。筆者目線だと奈良or大阪市内から向かうにはソワレ後の終電早くて微妙に厄介ですが、東京や九州・山陽方面から遠征の方には好立地ですよね〜!

このオリエンタルアベニューこそ、初めて足を踏み入れた10人中9人は虚無に触れること間違いなしのエンターテイメント施設。先に言うとマチソワ間の軽食や手紙ファイトは選びようがないので1F屋外の珈琲屋か2F劇場入口真横のカフェドクリフ2択になる。オタクの集会所カフェ・ド・クリフ、2018年2月25日をもって閉店したそうです…店内どころか店の前一面が半トレスペと化していたクリフが…食べログ、まだ閉店の編集すらされてないのが泣ける(半年前なのに)。じゃあもうマチソワで暇を持て余したオタクの遊びは劇場真ん前のゲームコーナー1択やな!と思ったらそちらも2月に閉鎖したそうで……アベニュー、逆になんなら残ってんの?珈琲屋の紅茶は美味しいです。

シートふかふか。チケ発の時に1番注意したいのが各階共通でAが最後列という点。1階最前Q、2階3階最前B。3階最奥にはセミスタンドシートなる座席があり、文字通りの半立見席。都会の駅でたまに見る腰掛けみたいな形状の棒だけが忽然とある。私は自分で座ったことがないので憶測ですが、結構高さあるので身長低い人は腰掛けるより上半身もたれる姿勢が楽かな〜と側から見て思いました。いやむしろそっちが推奨なのかな?!分かりません

飲食:がっつり食事系の店舗はほぼ生き残ってる。が、21:00に閉まるので三宮辺りに移動するほうが楽しい。ランチも新神戸への移動前にとるのがベター。マチソワ間はどう考えても珈琲屋のキャパが足りてないので溢れちゃったらなんか……散歩とか………

周辺環境がヤバい話ばかりしてますが中はほんとに綺麗で座り心地も良いので劇場としてはイチオシです。3階席は勿論遠いけどなんせ2列しかないぶん埋もれることもほぼ無く他会場より圧倒的に救いのある3階だった。1010の2階といい勝負


南港サンセットホール住之江区)キャパ200

トレードセンター前駅から直結。公式サイトの静止画ルート案内がとっても親切で分かりやすいので推せます。
ATCといえばインテ・幕張・ビグサみたいな展示ホールがお馴染みなんですが、このサンセットホールの存在、私は今年知りました。めちゃくちゃ好き。長年の情やらを取っ払ったらたぶん1番好きなホール。
これも公式サイトの参考画像見て貰えば一発なんですが、本当にサンセット映え日本一のホールです。
あいにく曇りの昼間にイベントでここを訪れた時も、ガラス張りの壁面から臨んだ真下に広がる海と開放感抜群の高い天井で十分テンション上がりました。音の響きも綺麗です。シートはパイプ椅子だけどちょっと良いめの横幅広いやつ。

ITM棟の10Fに入口があるので、10Fまでたどり着くエレベーターが限られてくるのは要注意ですが同じ棟の2Fにはダイソーもローソンもガストもカフェドクリエも何よりかねふくのめんたいパークがあります。1日ATC内で過ごせる。何より土日に混んでないのが大正義…(インテ,ATCで大型イベントがある場合を除く)めんたいパーク、18:30には閉まってしまうのでおみやげ買って帰りたかったら夜の部前とかに買っとかないと泣きを見ます。コインロッカー突っ込んでる時間なくて推しのイベントに大量の明太子持ち込んだ。
濡れずに移動可能な隣のO's棟には22:00まで開いてる飲食店いくつもあるし、サイゼやトリキは23:00までやってました。



国立文楽劇場小ホール中央区)キャパ159

(近鉄)日本橋駅7番出口から徒歩1分。
地下鉄改札からこの7番出口へと向かう通路の入口が歌舞伎柄に装飾されていて、初めて行く人にとっても優しい上にめっちゃ可愛い

小ホールは文楽じゃない方の箱で、建物3Fエリアだそうです(もう記憶が無い)。横長ロビーはホールとそう変わらん広さ。ソファあり。ホール内部自体は狭小スペースに椅子が所狭しと並べてあるだけの小屋。勿論段差なんてものはない 『本日、家を買います』(2015.06)を観劇した際は確か補助席として座席表にない10列目があったような気がするんですがそれすら曖昧……。最前は普通に近いけど舞台が低いぶんかなり快適。後列センターに座ったときは死角がいっぱい出来た覚えがある。

飲食:地下に潜ればなんばウォークだし地上もなんやかんやあるので選び放題。劇場から歩いてすぐのラーメンがこってり好きにはたまらない系統でまた行きたい





首都圏編は別記事にします。

*1:大阪は階ごとの区別もされてる

囚人番号23に寄せて 2幕

 

※西畑担のゆるゆる観劇感想文+記憶の整理文
※ニシハタ登場シーン以外ほぼ端折っています
一個人の曖昧な記憶と勝手な感想

※1幕は囚人番号23に寄せて - ゆっくり つよくなっていこう!

※そろそろストレート*1の少年たち観たい

 

 

漂着

西畑「俺はまだ生きてんのか…?少なくとも天国では無さそうやな…

西畑「ここは…別の島?


瞼もろくに開けられず、よろめきながらも置かれた状況を把握しようとするニシハタ。ふと大事な仲間たちの存在を思い出し、人が変わったように目を見開いて辺りを見渡します。

西畑「あいつらはどうしたんや?!……いや、あいつらならきっと無事に辿り着いてるはずや…

 

 

西畑「綺麗や…。こんな状況やのに、この星の美しさはわかる


満天の星空を見上げ、じわり涙を滲ませながら思わず笑みを溢します。こちらが泣きたくなるような綺麗な泣き顔で、曲イントロのピアノ音と相まって千秋楽の日は気付いたら顔面ダムでした


♪星をさがそう

原キーを下げ、従来より低くさらに落ち着いた世界観の曲へ。儚さと切なげなメロディライン・歌詞が特徴の伝統曲なのでキー変更は賛否出るかと思われますが、本シーンを演者としての西畑大吾に一任するための変更であることは明白ですので個人的にキー変更星をさがそうソロ、最適解だなと。この曲がここで歌われるたびハコごと愛してきた1関西担としても変わらない感想です。

 

また担当贔屓目線へ戻します。
西畑くん、単に音程を合わせて整然と歌うことだけに終始せず、紡ぐ歌詞のひとつひとつに背景と情緒を丁寧に乗せていくのが本当にうまい。そしてなにより、みているこちらが切なく苦しくなる表情を引き出します。場に佇んで一点を見つめるAメロでも、曲の盛り上がりに合わせゆっくり視線をずらしながら徐々に感情の起伏が大きくなっているであろうBメロでも、一瞬の隙もなく〝目と口でものを語って〟います。

 

それから、星をさがそう、照明の演出もとにかく美しいんですよね。

西畑くんの揺れ動く睫毛の指す方角までオペラグラスで追いたいのは山々ながら、3回に1回は肉眼でステージを見続けるよう心掛けていました。そもそも大好きな役者がたった1人で舞台のワンシーンを任されていること自体が何度経験しても感慨深いわけで。役者だけでも、舞台の板だけでも完成しない、舞台に立つ役者と背景と音楽と光とそのすべてを味わう時間がほんとうにとても楽しく、舞台演劇の醍醐味だなあとつくづく噛み締めます。
今年は♪僕に聞くのかい?の次に好きな照明でした。

 

折り返し期・最終週では関西アイランドで心配になるほど喉に限界がきていた西畑くんですが、裏声の出し方が以前より格段に上手くなったのかこのシーンでは千秋楽までほとんどハラハラせず世界観に浸って曲を聴けて良かったです。
私自身は西畑くんの歌声が本当に好みなので、色々な経験を通じて少しずつでも西畑くんが歌で表現することを楽しめるようになっているなら心から嬉しいです。圧倒的な歌唱力を持たない、だからこそつくりだせる歌声の表情は絶対に沢山ある。

 


墓場

西畑「墓場?この島には人がおんのか


たったひとつポツンとたてられたお墓に気付いたニシハタは、急いで駆け寄りまじまじと眺めます。

西畑「…ニシハタ……カズアキ……この名前………親…父?

 

西畑「なんで…嘘やろ…なんでこんなとこでくたばっとんねん!俺たち家族を捨てて、なんでこんなとこでくたばっとんねん!オイ!親父!答えろよ!親父!


これ、期間前半に観に行ったときは訳も分からず喚くというか、目の前の事実を受け止めきれずパニックになっている演じ方をしていたのですが、後半では「なんでこんなとこで…くたばっとんねん……」と茫然自失の言葉が近いような震えた口調になっていました。声を張り上げても張り上げなくても分かる、本舞台始まって一番のニシハタの衝撃。西畑大吾の本領発揮


思わず声を出したことで島の住民に見つかり包囲されるニシハタ。危機一髪のところで謎の青年に救われます。


西畑「お前は誰や…!
室「お前、カズアキのこと知ってんのか?あの人は俺たちの恩人やった。でも俺たちを守る為に死んだ
西畑「親父が…?
室「カズアキの息子なんか!?全部話してやる、ついてこい!


彼はダイゴの父(カズアキ)の存在をよく知っているらしく、ダイゴがその墓の主の息子だと気付いた瞬間すぐさま腕を引き島奥へ連れて行こうとします。

ニシハタは実の父親の痕跡から離れがたい素振りを見せるものの、青年が蹴散らした島の民たちを見渡しこのまま1人ではどうすることも出来ないと悟ったのか戸惑いの色を隠さないまま青年の後をついて行きます。

 

◇◇◇

室「監獄の島から来たんやろ、流されてくるのを見てた
西畑「こいつらは誰なんや!お前は一体…!

 

今は追われの身であるものの、自分はかつてこの島のリーダーだった、と青年は語ります。

室「お前の親父カズアキも、突然海の向こうからやってきた


ダイゴの父親、カズアキがこの島の民に知恵を与えたらしく

室「お陰で幸せな暮らしやった。…あいつが来るまでは
西畑「あいつって…?
室「あれを見ろ

 

陰に隠れるようニシハタを促します。そこに現れたのは

 

西畑「看守長?!


島の民たちを虐げ、彼らが抵抗しようとすると容赦なく痛めつけるムカイの姿が目に入ります。


向井「歯向かうものは徹底的にする。それがこの世界のルール


あちらの島だけでなく、こちらの島でも全てがムカイの支配下にありました。"この世界"を牛耳っている世界の王は今、彼にとって彼自身でしかないのです。愉悦に浸るムカイの元に、看守が伝言を運んできます。

向井「この島に流れついた者がいる。そいつらをすぐに探し、私に差し出せ

 

青年と顔を見合わせるニシハタ。驚愕の面持ち。
西畑「どこにも逃げ道はない、そういうことか…
室「ああ。俺もお前と同じ、追われの身や

西畑「クソッ…看守長の奴、この島の王様気取りかよ!!


向井「奴の息子がどう出るか…どうせ同じ運命を辿るだけだ。少しは楽しませてくれよ?ニシハタ…

 

♪Break Out!

18夏本編鳥肌ピリピリイントロ個人的ナンバーワン。まるで何処か果てへ向けて叫ぶかのように歌うニシハタの姿が印象深かったです

 

西畑「親父!聞こえてるか!俺は答えを求めてここまでやって来た!絶対にこんなところで終わりはしない!

 

間奏台詞中のニシハタがこれまでの彼とは同一視が難しいほどの熱量(内に秘め続けていた思い)を露わにしており、曲の盛り上がりと合わせて観ている側も一気に引き込まれました。今はもう届かぬ父親に向けての誓い。ここから先のニシハタは瞳の奥の色が完全に変化していたように思います。本当に良いお芝居だったため、台詞量に対する与えられた尺のバランス悪さが余計気になって。あの語尾が掻き消される演出が良しとは何回観てもどーーーしても思えないままでした。歌い出しとほとんど被らず言い切ってた回もあったんですが、西畑くんですら早口すぎて説明感がだいぶ強くなっていて。西畑くんの演技の大好きな要素を殺されたようなものなのでつい過敏になってしまいました。尺にあった単語表現にするとか、ニシハタに与える尺をほんの数秒長く取ってあれば…とか直後に考えてしまったことすらしんどいけど、それだけ台詞と歌唱中の演技は迫力があって素敵だったもんな〜とガタガタの情緒で自分の機嫌を取りました。えらい

曲が止み天を見上げたダイゴの横顔は、自らの進むべき道が明確となったことで徐々に取り戻されたであろう冷静さと、それでもまだ完全には父親の運命を受け止めきれていない苦しみが混在しており、揺れ動く心情を絶妙に表現していて更に次の展開へとしっかり生きていました。

 

◇◇◇

室「カズアキは最後にお前のことを話していた。すまないことをした、と
西畑「親父が…?


彼は"カズアキの形見"と言ってダイゴに少し古びたロケットペンダントを手渡します。中を開き目を丸くするダイゴ。

西畑「俺の写真…


室「家族を捨てたんじゃない、お前を愛していた。こうやって俺たちが出会えたのは運命なんかもな

西畑「親父……ッ……


青年に少し背を向けながらペンダントをやさしく手のひらで包み、額に擦り寄せたまま号泣するダイゴ。彼を側でみつめていた青年が再び口を開きます。ダイゴの仲間達はどうやらこの逆側の浜に辿り着いているらしいーーー


室「行ってみるか?
西畑「ああ
室「行こう


ペンダントを首に通し、胸元でグッと握りしめるダイゴのまだほんのり赤い目からは完全に迷いが消えていたように見えました。2人はその場を走り去ります。

 

 

◇◇◇

その頃反対側の浜では、トアの入水により哀しみに暮れ次々と心を弱らせる囚人達を看守が図ったように捕らえていきました。間一髪のところでその場から逃れたミチエダとタカハシは、仲間たちを助けた上で闘い抜くことを決意します。そこへ合流したダイゴ達。

 

道枝「ダイゴ!生きてたんか!…この少し歳上のお兄さんは(誰)?

 

ここからは今年の龍太と西畑くんに与えられたアドリブパート⇩

  • 前半週:西畑「年上やけど仲間や!」と迫真の演技で高橋道枝へ紹介→室「どんな芝居や!」的ツッコミ→西畑「でも…他の皆は…?」(超迫真)で元の芝居へ戻る 勢い押し切り型
  • 中盤以降:西畑「年上やけど◯◯の仲間や!」室「年関係ないよねぇ?」◯◯に日替わりネタ→それに合った台詞や物真似でボケる龍太→をガンスルーで龍太に背を向け(道枝の方を向い)て何事も無かったように場面を勧めるニシハタ シュール型
  • ↑最初のうちはジブリ回ししてたけど終盤はジャニーズグループも大半

 

個人的に崖の上のムニョが天才だった。あの日松竹座にいたうちの850人くらいは崖の上のムロと頭に浮かべていたはずだし、某主題歌を歌うのではなく名台詞をもじったところに圧倒的センスを感じて1番笑った回。

千秋楽翌日のかんじゅ日誌にて、名前を使用した全てのグループや作品に感謝の意を述べる西畑くんがザ西畑大吾でしたね。好きな西畑大吾だ。千秋楽の◯mazing!!!!!!で丈小島あたりにボケられたときと同じようなクシャクシャ顔で笑ってるのを眺めながら、きっとこの時間はニシハタを演じる24日間を過ごす中で少なからずも糧になってたんだろうな〜とか最後の最後に(勝手に)しみじみしてたのであの日誌は答え合わせしてくれたんかな?みたいな気持ちになりました。れは知らん

 

 

 

ミチエダとタカハシが仲間たちの現状をダイゴに説明すると同時に、舞台奥では看守長が監獄に連れ帰った囚人たちを更に手酷く痛めつけるシーンが。

 

西畑「俺はアイツを絶対に許さへん

道枝「でもどうやって…

西畑「俺たちでやるんや…中と外、同時に行動を起こす

 

ナガオに他の者の居場所を問い詰めるものの、当然知りようのないナガオは分かりせん…!と震えながらに答え、看守長から日記帳まで奪われてしまいます。

その間、おそらく内部を熟知しているダイゴは監獄の平面図を足元に描き、3人に今後の作戦を説明していきます。暗闇の中の真剣な表情がやはり彼がこの子たちのリーダーなのだと説得力のある頼もしさでめちゃくちゃに良かった。

 

高橋「刑務所の内側と外側、一気に動くんやな

西畑「ああ、俺はまだ生きてることがバレてない。二手に分かれよう

室「島の民は俺が説得する

西畑「お前らはもう一回監獄に戻ってくれ。…刑務所の仲間、島の民、今みんなの目からは希望の光が消えてる。俺たちでその光を点すんや

 

◇◇◇

 

長尾「僕、ここが好きや!

長尾「ここにいる、みんなが好きや!

 

絶望感の蔓延した監獄の中でひとり、最後の最後までその目から希望の光を失おうとしない少年がいました。ケントです。

 

長尾「僕、もし外の世界に戻れても家族も身寄りもない。…みんなが初めてできた仲間なんや!だから、元気出して欲しい!

 

お前に何が出来る、と吐き捨てられ黙り込むケント。そこへ駆けつけるミチエダとタカハシ。ダイゴから伝えられたあの島の真実と作戦を仲間たちに教えます。

 

◇◇◇

 

一方その頃、南の島では元リーダーの青年が島の民たちに作戦への協力を要請します。

今更何を、と反発する民たち。

 

西畑「話し合いたいんや!!

岡﨑「島の外から来たやつなど 信じられるか!

室「彼は我々の恩人、カズアキの息子や

西畑「本当の敵はあの塀の中におる!みんなも分かってんねんやろ?!

西村「でも勝てる相手じゃない!

室「いつまでも負け犬のままでいいんか?

 

西畑「俺たちの仲間もおる、力を合わせれば必ず勝てる

 

西畑「駆けぬけたその先に、明日があるはずや

 

 

ダイゴのこの台詞を皮切りに、BGMがSHINE ON→BIG GAMEへと変化します。展開はさておいてもこのイントロと共に駆け出す赤と青を見てしまうとどうしようもなくゾクゾクするのは松竹座の民の宿命なんだと思います…それとしゃいのん、かなりの新曲ですが個人的に暗闇が1つの光源からパァーッと次第に照らされはじめキラキラ輝きを帯びていくような、そういった情景を思い起こさせてくれるイントロなので劇中インストとしてもすごく気に入っている一曲です。本場面ではダイゴとケントからそれぞれ希望が伝染していったイメージでした。

ここからダイゴも青年と共に監獄の島に乗り込み、配電盤のブレーカーを落とすことで刑務所全体の機能を麻痺させようと試みます。

 

岡﨑「ここは俺たちが食い止める!

期間半ばあたりから岡﨑くん(島の民)がガッタガタに震えながら囮に名乗り出るようになり、室「ビビりすぎやと突っ込まれる要素が増えていました。こたろう可愛い

 

 

◇◇◇

向井「やはりお前か、ニシハタ

看守長と対峙するニシハタ、その目には深い憎しみとも怒りともとれる思いが刻まれていました。

 

向井「その死に損ないと手を組んでここから逃げるつもりか

西畑「俺は逃げるつもりはない!

 

 

西畑「お前と決着をつけるために戻ってきた。…親父の仇であるお前とな!!

向井「アイツとそっくりだな、その反抗的な目つきが!親子揃って俺に殺られにくるとは馬鹿なやつだなあ!

 

ニシハタはこれまで見たことのないような(1幕冒頭対看守長が生ぬるくみえるほどの)剣幕で、ムカイへと襲い掛かります。武器を所持する相手へ1秒たりとも怯むことなく素手で果敢に攻める彼へ、側で様子を伺っていた青年が警棒をパスします。

何発か食らうものの今までのように一方的にやられ続けることはなく互角にやり合うニシハタの気迫に目を止めたムカイは近くにいた看守をニシハタへ投げつける(文字通り)と、どこかへふらつき去っていきます。看守とぶつかり大きく蹌踉めいたのち倒れこむニシハタ。それとほぼ同時に現れる仲間たちがダイゴの名を何度も呼びます。そして肩を貸す青年。

 

西畑「こんなもん、かすり傷や…

大西「もうすぐや……もうすぐで俺たちも本当に自由になれる!

全員『ああ!!

 

◇◇◇

船着場へと歩み寄る囚人たちに忍び寄る影。すぐそこで響く銃声。驚愕の面持ちで振り返った彼らの目には正気を完全に失った看守長とその手に握られたライフルが映りました。

 

向井「どいつもこいつも大人を舐めるなよ…!俺の島から生きて出られると思うな!!!

 

向井「ニシハタ、お前のせいで…お前のせいで!!!!!

 

すると咄嗟に何かを振り切るようにギュッと眉を顰めたあと看守長を睨みつけて立ち上がり銃口の先へ佇むと静かに目を伏せたニシハタ。このわずか一瞬でのニシハタの覚悟とやりきれない感情を想像すると少し鼻の奥がツンとしました。看守長はカズアキに命より大切な物を余程酷い形で奪われたのか?と推し量らざるを得ないほどニシハタ一家への憎悪が凄い。自分の所有物(南の島)?と感じましたが時系列的にも違いますしね。この辺りの推察は範囲外〜。

 

向井「死ねぇぇぇ!!!

 

地の底から沸き上がるようなムカイの叫びと一際響き渡った銃声とほぼ同時に、ニシハタを斜め下から押し出した赤い影。ケントです。


押し出され呆然と伏せていたニシハタは、我に返って真後ろを振り返ります。そこで目が合うケントとニシハタ。それも束の間、貫かれた自身の左胸にそっと手を添えたあとケントの身体は力を失い落下していきます。反射的にその赤へ伸ばされたニシハタの指先は虚しく空を掴みました。

一瞬時が止まったのち、皆が一斉にケントの名を絶叫し、落ちていった彼を救出に向かいます。

 

その間、更に幾度か乱発しながら焦点の定まらない目で笑い続ける看守長、その目前まで無我夢中の様相で立ち向かうニシハタ(中期頃から段差を駆け下りお前…!と看守長を睨みつけるとすぐさまケントの元へ駆け寄るようになっていた)。

 

横たわったケントの上半身を抱き上げ、何度も何度も彼の名を呼び続けながら辺りを必死に見回すニシハタ。今にも泣き出してしまいそうな、まるで親を完全に見失った迷子のようでした。一刻も早い救護を求め必死になるその形相はまだ希望>絶望といったところ。

 

そんなニシハタの腕の中でケントがほんの僅か身じろぎます。

 

西畑「ケント…!!

長尾「みんな…無事か…?

西畑「ああ…!

長尾「僕にとってみんなは  はじめての仲間やから

 

そう告げた途端、ケントの身体は脱力します。もう誰の呼び掛けにも応じなくなったケントのまだ十分にあたたかい身体をより強く抱きしめ、最早叫びのように繰り返し繰り返し名を口にするニシハタ。ようやくその場へ駆け付けた看守たちがケントの保護と他全員の身柄の確保にあたりますが、もうニシハタの目にはケント以外の何も映っていないようでした。壊れた機械のごとく名を呼び続けます。完全に暗転するまで、いくら強引に引き剥がされようとも彼がその手からケントを離すことはついにありませんでした。

 

 


♪あいつのぶんも生きる

私自身が観た中では、ソロ途中から嗚咽が混じり始め最後の歌詞が音もなく消えてしまったり、アウトロでは目を細め天を見上げたかと思えば突然頭を抱えだし、シーン切り替わりの最後までニシハタの咽び泣く音が響き渡った回もあれば、呆然とした掠れ声で前半パートを歌い上げたあと色を失った目で胸元を握りしめそのまま膝から崩れ落ち、額を床に押し付け息を殺したまま泣き伏せていた回もありました。

 

1幕の記事にも書いた通り、ナガオとの出会いから変わっていったニシハタの表情ひとつひとつを振り返ったことでこの壮絶なまでの苦しみ様の所以を自分の中ではしっかり消化できた………のですが、活発な消化活動を行った結果『もしニシハタがこの台詞

長尾「僕、ここが好きや!
長尾「ここにいる、みんなが好きや!

を耳にできていたとしたら…』みたいなIfにも辿り着いてしまってリアルな方の胃まで痛くなりました。調子乗っちゃって〜なあの日々へ戻りたい。ただそれはそれでニシハタの幸せナガオの幸せを照らし合わせて考えることとなり無限ループ。結局は最期のケントと、本作ラスト(scene:ブランコ)ニシハタの表情が私にとって色んな意味で救いになりました

 

どの回もほぼ共通していたのは、ソロのパートを歌い終わったあと虚ろな顔で辺り左右をゆっくり、まるで誰かを探すように見渡す動作を取っていたこと。このあと自らの右頬に触れ、その触れた手をしばらく呆然とみつめていた日もあったのですが、自分が泣いていることの無自覚→自覚への移りとそれに付随する繊細な所作が観ていて本当にたまらなかったです。そしてそれら全てが終わると一気に溢れ出す涙。ここはもはや貰い泣きする余裕も無くて、自分から発する全部の音(呼吸音心拍音)を意識から消し去って西畑大吾の芝居の息づかいを全身で浴びることに没頭していたように思います

 

 

出所

今江「整列!

今江「本日をもって、全員の刑期を満了とする!

伏し目がちにフッとほほえんだり、歯をみせて笑ったり、日によって様々

子どもの声と共に騒がしくなる門前。

 

西畑「お、新入りか?」

 

♪僕に聞くのかい?

 

大西「これ読んでみろ

西村「なんやねんこれ

大西「ここでの毎日が書いてある

西村「こんなもんいらんわ!

西畑「いいから読めって!

ナガオが仲間たちと過ごした日々を心から幸福だと感じていたことをおそらくニシハタはこの日記でやっと知れたのではないでしょうか。だからこそ、ニシハタにとってこの日記はナガオからの救いのようなもの。この子たちが仲間を失くしてから気付くことのないように。新入りへ強くハッキリ言い渡します。

 

 

西畑「最初はみんなそうや。でも、ここで仲間が出来て変わっていく

岡﨑「仲間なんかおらんわ!

大西「いつか分かる日がくる。お前たちに

 

西畑くんたぶんもうこのへんで情緒がしっちゃかめっちゃかになってて、後半頃からこたろうへ絡んでいくアドリブを気まぐれで挟んでましたね。ちなみに条件反射で'17ニシハタを思い出した勢です。オオニシがニシハタへ無邪気に笑いかけるの、桶とここしかないので序盤は割と微笑ましくみてたんですが、やっぱりこの直後がニシハタにとってめちゃくちゃ大事な曲なのでやり過ぎてそうな日はちょっとの間薄目ってました。千秋楽は入れてなくてスッキリ◎◎◎  このがんばったこたろうへの西畑くんなりの歩み寄り・愛情表現がだいぶ露出しちゃったんでしょうね。期間後の雑誌や日誌で名指しで褒めまくってましたが、私も一観劇者としてこたろうの舞台に立つ意識の高さはビシバシ感じた夏だったので、ああやって1人の先輩から具体的にこの態度が良かった、と言葉にしてもらえたことでその意識を保ち続けてくれたら勝手に嬉しいなあと思いました 

 

大西「さあ行こう、俺たちの明日に向かって出発するんや

 

今江「もう二度とこんな所来るんじゃないぞ

西畑「いや、また会いにくる。それまであのブランコの丘で待っといてくれ!トアと…、ケントと一緒に

トアと、でオオニシとアイコンタクトを交わすニシハタ。

 

今江「これからの君たちの活躍、期待している!

 

♪君にこの歌を

 

何処か遠くに向かってまるで語りかけるように歌いはじめるニシハタ。その姿をただただじっとみつめるオオニシ

 

握りしめたペンダントを顔のそばまで持っていき、口元に笑みを浮かべるとそのままそれを天に掲げます。思いはもう届いている、大丈夫だ、とでも伝えるような表情でした。

曲中、おそらくトアに想いを馳せているオオニシを思いやる素振りをみせますが、オオニシ自身もニシハタの胸中をよく分かっていた(結局ここ2人はお互いの、特に複雑な負の感情を理解し合っていると捉えてもおかしくない仕草・目の動きが本当に多かった印象)(だからずっとRivalではないんだよな〜という話を大西担と期間中2万回くらい語った)んだと思います。敢えてここで長々と目で会話することもない。そっと互いに側に居ることを確認しただけ。おそらくそれぞれの痛みも。

 

あの曲ラストの手を振ろうとして、でもどうしても出来なくてもう片方の手でそれを押し込める動作はきっとナガオへの思いそのものであり、まだ手のひらの中にはナガオのぬくもりが微かに残っていたのかもしれないと感じさせられる演技でした。これはやってない日もありました

 

 

 

 

ブランコ

ブランコの元へやってきたオオニシとニシハタ。

 

西畑「ケント!…悪いけど俺たちは行く。でも寂しがるなよ、また遊びにくるから

大西「俺も!それまでトアのことは頼んだぞ。…トア聞いてるか!絶対迎えに来るから。それまでちゃんとケントに面倒みてもらえよ!

嶋崎「兄ちゃん、ぼくは大丈夫やから

 

西畑「おまえたちが迎えることのできなかった明日を、俺たちは精一杯生き抜いてみせる

大西「トア、ケント、おまえらのぶんもな!

 

微笑みを湛えたニシハタが、そっとブランコをやさしく揺らします。ふわりと揺れたブランコを眺め、2人の表情に柔らかさが蘇りました

 

西畑「行こか

名残惜しさを感じずにはいられないオオニシの肩へ軽く触れ、あえて目は合わせず促すよう先を行くニシハタ。それを受け取り、ほんのすこしゆっくりした歩調で歩みはじめるオオニシ。


昨年と違い完全に天の声だったトアと、日記の主が現れなかった今年のブランコでしたが、しきりに『迎えに来る』と告げて去るふたつの背中を目一杯押すというか、もう此処には存在しない自分たちを振り返らず明日を踏み出してほしい。2人なりのそういうメッセージだったのかもしれないと私は解釈しました。

 

 

 

唯一照らし出された誰も乗らないブランコと徐々に暗くなる舞台。タイトルが浮かび上がり終幕。

 

 

 

 

囚人番号23に寄せて    完

 

*1:演劇用語としてのストレートプレイを指すのではなく、ここでは『脱獄までの経緯に主軸を置いた演目少年たち』の意

囚人番号23に寄せて

 

 

※少年たちに入れ込みすぎた西畑担の感想文+記憶の記録文

※ニシハタ登場シーン以外は端折ってます

※一個人の曖昧な記憶と勝手な感想

 

 

 

突然の金髪アイランド。事前情報0もいいとこで、13クリパ脱帽*1の50000倍腰抜かしました。あれは着物姿で初見したかった

 

私自身は断固として黒髪重め前髪担だったはずなんですが*2、8月が過ぎ行くにつれ金髪が愛しくて愛しくて震えながらステフォに思いの丈をぶつけるしかない非力ヲタクになっていました。ちょうど染め直した日の公演も入ってたんですが、前髪ともみあげの長さに気を取られすぎて茶髪の概念を忘れていました。純金髪でのMD5オフショを残してくれた大橋和也さん(画角的に多分そう)にありったけの感謝を込めて初めて大西永瀬以外のフォトを複数買いするなどしました。舞台に映えるとはこのことかと実感したり、対照的な3年前の痩せ細った黒髪囚人を思い返してしみじみしたり。綺麗だったな〜。非常に儚さのあるビジュアルなのに、殺陣のシーンでは雄々しい力強さを感じさせるところがさすがの演じ方だなあと終わってから感心してしまいました。

 

 

 

opening

 

扇からスモークとバックライトと共に登場。水色・金・青地の着物に白袴、白襷。ツヤたっぷりの金髪。絵画よりも繊細で、3Dよりも立体的で瞬きしてる暇なんてないのについ目を擦ってしまった   

 

いつか、近い未来で西畑くんには殺陣を基礎の基礎から学んでそれを披露できるような仕事をして欲しいです。人に向けて刃を構えた瞬間の張り詰めた空気を作り出す力と指先・眼・呼吸の繊細さはどう考えても殺陣向きの演技だと思うんですけど!どうなんかな!SHOCK観たときも真っ先にガッツリ殺陣舞台やって〜〜って懇願してました。だって西畑くん、殺陣の技術得たら完璧やん。今や梅芸青年館TDC大阪城ホール両国国技館、果てには日本武道館まで何十公演と推し俳優の殺陣を観に行くオタクに成り果ててしまったので西畑くんが刀を我が身のように使いこなす現場が来てしまったら最早この身滅びてもよかろうと冷静に想像しました。社会的に死んでも通ってそう

 

 

今も昔も、俺たちは夢を追い人を愛し続ける。いつの時代も繰り広げられる無意味な争い。誰かのために命を落とす者もおれば、それで救われる奴もおる。

 

俺たちの心は今も燃え続けているんだ!この狭い世界に閉じ込められた俺たちは、争うことでしか、この怒りを鎮めることは出来ないんだ!

 

 

15は後半部分をニシハタ(前半部分を看守ニシハタ*3)、17は前半部分をニシハタが台詞として担当しました。18は白幕白字タイトルをバックに、白袴の西畑大吾が刀を携えながら一点をみつめ、腹の底に響き渡る低音で全文を語ります。
この狭い世界〜、から徐々に眉間には皺がより始めます。台詞の言葉通り、怒りの矛先を見失い葛藤する1人の少年ニシハタへと変身する瞬間がここなのかもしれません。
ニシハタの手で振り降ろされた刀による2018年版少年たちの幕開けです。

 

 


塀の中の少年たち


そこから流れ始めるいつものイントロダクション、Don't stop〜♪…

 

 

しない!時の彼方、やらない!!Fightしない、謎バルコニーでThe Night in New York歌わない。早速ここで関西アイランド時の悪い予感が的中する。流石に時の彼方はあった方が良くない?良くないからないのね…

 

赤青チームのお披露目もとい殴り合いの儀。ニシハタはこの時点でまだいない。飛び込んで来た看守が警笛で諌めるのとほぼ同時に上手扉よりのっそりと姿を現わす。眼光の鋭い目を見開いて、これまた緩慢な動作で暴れ回る仲間たちの辺りを徘徊する。そこに一声、


大西「独房〜?(笑)そんなん青色のアホだけ入れとけばええでしょ!(笑)


オオニシの言葉にピクッと反応したかと思えば、ズカズカと上手から下手のオオニシの目の前へ。真正面から凄むニシハタ。


西畑「そっくりそのままお前に返したるわ!!(ブチギレ)
大西「アァ?!

 

後半は


西畑「大西ィ!そっくりそのまま、お前に返したるわ(笑)

(ヘラヘラ笑みを浮かべる→"返したるわ"で目が据わる、オオニシの肩を掴んで押し飛ばす)

大西「(西畑を睨み上げる)」


へと演技が変わっていました。すぐ後のシーンで述べるのですが、オオニシとニシハタの関係性を考察する上では大きな変更点じゃないかと私は思っています。
気怠げにオオニシから離れるニシハタ。今日のノルマは終わり、とでも言いたげな振舞いで。


今江「此処が塀の中やということを、忘れるな!
赤青『上等やないか!!

 

15,17には無かった台詞。これ、"威勢がいい"感が最高潮に達して大好きです。いい加減にできない少年たち、愛しい

 

♪俺たちは上等

去年までは(15は模範囚/囚人に舐められてるチビ看守だし17は周りと距離置いてるし)チーム一丸でチョケ倒す振付が少なかったニシハタ、上等18青チームver.では本当に多彩な表情が見られるようになりました。


・岡看守を煽るように変顔したり
・今江看守を小馬鹿にするような仕草をとったり
(ファイティングポーズで煽ったり警棒に自らの頭を差し出しほらどうぞ?笑とでも言いたげな表情をしたり)


キスみたいなもん、青チームは片手を掲げ円になってぐるり、そのまま縦一列になってヒョコヒョコ、1番前のニシハタは両手でフワッと投げキス。これゼロズレで観たらキスのタイミングでオオニシがびっくりするぐらい綺麗に被りました。大事なとこは見せてくれないらしい。どう転んでも顔が可愛いからいいや


フジワラ・オオハシとの片ハイタッチも青チームのノリと仲の良さがよく表れていたし、フジワラの方にちょいとはみ出したら思いっきり石投げられて至近距離で打ち返すニシハタと身を守ったまま足掬われるフジワラニシハタもあと5万回みたいくらい微笑ましかったです。中の人が楽しくなりすぎちゃってもうそれ完全に破顔っすよ!みたいな日もあった。獄中エンドレスやん…

 

正義なんて安っぽいものに構わず側転かましちゃうニシハタ。毎度パフォーマンスの機会開いちゃうイメージだけど鈍らず安定してきたよね。見てて危うさは無くなったから安心して見れるのうれしいな

 

よほど地獄👎、あの透き通るような肌とブロンドのさらさらヘアーに赤ちゃんみたいな顔で思いっきり親指突き立てられるの毎回噎せそうになる。ギャップとかそういうレベルの話に収まらなくて、リアルにここの監獄牛耳ってるヤバい奴やん…と西畑担脳から少年たち2018の世界観に誘われました。ありがとう地獄!

 


そして看守長の登場。


西畑「俺の刑務所?アホなこと言うなや」<★1>


2度に渡って腹部を殴打されるニシハタ。


西畑「なんで俺ばっかり…!
向井「お前は此処の秩序を乱しかねない
西畑「なんやとゴラァ!!
大西「ダイゴ!無駄に逆らうな、悪い癖やぞ!

 


関係性が違うから当然なのですが、15のニシハタは青のリーダーをはじめ声を荒げ制しますがすぐさま宥めるように、でも半分諦めたように目を伏せたまま同台詞を言いました。それに対してこのオオニシは語気がかなり強く、青リーダーに対して常から喧嘩腰な赤リーダーなのかと一瞬感じます。ただし決定的なのが、彼は直ぐ側の看守長を無視してニシハタが吼える位置まで踏み込み本気で制そうとしてるんですよね。自らがニシハタを止めようと。そして当然彼も看守長に殴打されます。オオニシにとってニシハタは、決して日々の鬱憤晴らしに睨み合うための相手では無さそうだとこの動作でなんとなく読み解けました。先述した冒頭2人の対面シーンも、オオニシはニシハタが本当に殴り合ってただ暇潰しをしたいとは到底思っていない(むしろその習慣を馬鹿馬鹿しいとすら考えている)であろうことを薄々感じ取っていて、だからこそ軽く突き飛ばされてなお手を出し返さなかったのかなと推察します。流石はリーダーの貫禄かなあ。

 

一旦戻ってしまいますが<★1>の台詞、後半になるにつれて
呆れたようにボソッと吐き捨てる

嘲笑うように、ほぼ煽るような口調
へと変わっていきました。
初期のニュアンスだと、登場時からの全てを諦めたような眼つきと併せて"この塀の中に留まっている以上これからも人間らしい扱いはされない"のだと悟ってしまっている心情が伺えますが、後半では権力に溺れ最早精神を狂わせてしまっているムカイを憐れむような、まるでこの状況を他人事のように捉え嘲笑しているニシハタの姿が印象付きます。個人的にはどちらの演技もこの後のストーリー展開に繋がるのでアリだなと感じました。


この台詞を吐いたあと、ニシハタの側に看守長が歩み寄ります。その気配を感じ取り、ちらりと横目で視界に入れるものの興味なしとでも言いたげに視線を前に戻し気怠げなニシハタ。彼の腹部目掛けて腕を振り上げる看守長。

 

このとき殴られたニシハタを、真っ先にオオハシが抱きとめます。それでもニシハタは素手で看守長へ仕返そうと暴れますが、マサカドがそれを制し看守長へ立ち向かいます。しかしその先を瞬時に読んだ彼は握り締めた両拳を後ろ手にし、静かに睨みつけるだけ。その間オオハシは何度も何度も、ニシハタを宥め介抱しようとします。行け、と命令されてもなお怒りが収まらず微動だにしないマサカドを聡いフジワラが誘導。「立てるか?」と優しすぎる声と表情でニシハタを覗き込むオオハシ。
この時点で既に、ニシハタと他の青チームとの関係性、各々の性格も何となく掴めます。

 

 

 

告白

 

 

 

♪嗚呼思春期

看守長に胸ぐらを掴まれるニシハタ。お前には関係ない!とその手を力尽くで振り解きます。

 


人は誰しも、苦しんだ経験を共有することは出来ても自分以外の人間の苦しみを本当に理解することは一生出来ないのだと思います。引用ツイートの台詞、看守長に対する言葉というよりは、『自分のことなんて分かってなんかもらわれへん』そう言って全てを突き放してしまう若さ(=思春期)ゆえの世界の狭さによる苦しみを、監獄という狭い世界で生きる彼らは二重に背負いながら向かい風へ進むしかない、解放への魂からの願いを叫びと歌に乗せているイメージでした。

序盤は冷えきった目をしているニシハタも、次第に一点を見つめだし瞳に熱が篭りはじめます。

 

 

雄叫びのような、悲痛な嘆願のような

 

 

この台詞を吐いたあと、ニシハタは頭を抱え掻き毟り、苦しげに喘ぎます。しかしその後顔をあげた(向かい風に対峙した)彼は、両手を広げその風を全身へと浴びます。自棄になったか?とまで思わせるほどの立ち姿。曲が止み、スッ…と彼の瞳からは熱も消え、目が据わります。

そこに現れるナガオ。

 

西畑「確か…新入りの…
長尾「ナガオです!

 

最初に目が合ったきり顔を向けようとしないニシハタ。怖がらせているかもしれない、と彼なりの気遣いかもしれません。


西畑「ここにおったらああでもして発散せんと、おかしなってまう

 

ここも演技に変化がありました。
前半はあくまで退屈そうに、あまりになんてことない日常なのだとナガオへ伝えるかの如く。
後半、ニシハタは呆れた表情と低い声でナガオへ諭すように彼の目を見てこの台詞を口にします。

 

私は後者のニュアンスが最高に好きだと思いました。このあとナガオは本当に"何かを変える"行動を起こし、結果的に彼だけがこの監獄で生涯を終えます。『諦め』の境地に至っていたニシハタを掬い上げたのも、命を賭してニシハタを広い世界へ追いやってくれたのもナガオでした。そのはじまりとなるニシハタとナガオ両者の対比を後者の方がより色濃く表現している印象がありました。

 

 

長尾「そんなことのために憎しみあうなんて、なんか…さみしいな
西畑「さみしい?
長尾「うん
西畑「お前…おもろい奴やな

 


この場面のニシハタの機微を目で追い続けたら、♪あいつのぶんも生きるのニシハタがどうしても大切なひとの死をまっとうに哀しみ抜いているようにしか見えません。後々のニシハタにとって、全てを諦めてしまっていたニシハタにとってナガオは無条件に目の前へ差し出されたてのひらそのものだったから。

 

そして遂にニシハタは心の靄である父親のことをナガオに打ち明けられるのですが、家族という形に雁字搦めにされ途方も無くなっている彼をそんなもんとちゃうかなとナガオは丸ごと全て受け止めます。

 

その直後に自分は家族がいない、と告げたナガオをニシハタはこれまでにないほど驚いた様子で見つめます。自分とは異なった苦しみを経て、ニシハタが寄り添いたかった父親という存在の顔さえ分からないナガオが、自らの葛藤に寄り添おうとしている。

 

西畑「お前、やっぱ面白いやつや

 

ニシハタの表情が緩まり、とうとう笑みまで見えたシーンです。

 

 


ライバル

♪Rival -Battle-
終了後、殴り合いをやめない2人の元に赤青の両勢が駆け寄ります。そしていつも通りの乱闘騒ぎ。1幕冒頭シーンと完全に重なるようにニシハタは静かにその場へ立ち寄り、投げ捨てられたホウキをこれも緩慢な動作で拾い上げ元の位置に戻します。*4


乱闘の負傷により足元で丸くなるコジマを抱え上げながら、喧嘩を止めるよう必死に訴え始めるナガオへ真っ直ぐ視線をやります。

 

 

長尾「みんなは大切な仲間や!争って欲しくないねん!
西畑「お前、ほんまお人好しやな
長尾「…そうかな
西畑「でも、お前みたいなやつが何かを変えるんかもな

 

 

今の今まで澱み切っていたニシハタの目に微かな光が灯った気がしました。

 

西畑「…ほら!行くぞ。

長尾「…おやすみっ!

西畑「………おやすみ

 

つっ…着いてく……ってメロりそうになるトーンでつぶやく青チームリーダーニシハタ(しんどみちゃん)、大人の余裕を歴代で圧倒的に感じてしまって胸の柔いとこがギュンとした。いやこれ少年たちやねんか…少年…。展開とキャラクターの動向で頭がいっぱいいっぱいの隙を突いて何回もしんどいのが来る。ニシハタに喉笛掠め取られる精神的なほうで。語尾が若干吐息混じりなのがポイントなのかな?なんでかな?分からんな?'15ニシハタ、掠れ声は掠れ声でもマジモンの死にかけやったもんな…(ややメタ)

 

 

 

コジマのおやすみ講座が終わり、あの日記少年セリフのあと例のメロディーが流れはじめます。


過去2回自担を赤チームに擁したオタクとしては、バンバン、バン、バンバン、シャキーン!で登場する青チームの格好良さに何度双眼鏡を折り曲げ羨ましがったかわかりません。(勿論赤チームのダンスパートも大大大大大大大大大大好き)ニシハタは仁王立ちで睨みを効かせているけれども、たまに笑ってるときもあった。
これ、赤チームと顔見合わせて何かしているのかなーと疑問に思いました。毎回ニタァとしてるならまだしも、そうではないし。ここに嘲笑うような演技は毎年無いし。前半はちゃんと赤を睨んでいたので。青全員の表情がライトに照らされ、新しいシーンが始まる重要な場面なので想像通りならあまりにも勿体無かった

 


そこからニシハタはほぼほぼオオニシとの対峙なんですけど、まーーーーーーーーー良い。これはもう当てはまる日本語、無い。やっぱりどこかオオニシにいつかのニシハタをみてしまってる自覚はあって、でも今ニシハタと睨み合ってる赤はオオニシなんですよね。オオニシはニシハタと違って序盤から目力が強くって生命力に溢れていて(それが2幕のトア発見シーン以降に大きく変化をもたらす訳だけれど)、その大きな瞳いっぱいに今はニシハタだけを捉えて拳をふるってる。上等のエンドから更に一味も二味も深みを増した目と目の会話(拳もか)でした。

 

♪闇を突き抜けて

ポンポンポン…の音で左手→両てのひらをジッとみつめ小刻みに震えだすニシハタ。その表情には次第に絶望の色が滲んでいきます。そして流れ出す音楽に合わせ、まるで覚醒したかのようにまっすぐ顔を上げ立ち上がります。その表情は眉をひそめ、何かを睨みつけるようで、ひとりもがき苦しんでいる最中にも見えます。

 

西畑:閉ざされた世界

大西:ここに居たくない

 

(個人的)あまりにも感無量なパート割だったため記録。西畑定点と大西定点を交互にやった週があったんですが、曲中の各個人の雰囲気はまあ普段のパフォーマンス寄りだよね〜と思いつつ最後センターに集まってお互いの全身が視界に入った瞬間の連なる逞しさにグッと息を飲みました。数コンマ遅れてぴったりジャストサイズ身長と明らかな骨格の違いにヴッ…となりました。アイドル衣装なら割とペアセットキーホルダーみたいに扱ってしまえる2人が、いざ脱ぐとこう……こうも………っていう………毎年見てる半裸も大西畑には新鮮味があるからそらもう毎年観るよね。オペラで。骨太さんも滑らかデコルテさんもどっちもすき。好きっ

 

 

《入浴、桶ダンスはアドリブ要素なので一旦省略》

 

風呂時間後、和気藹々とした囚人たちの元に看守長がやって来ます。一瞬で静まり返る場。


向井「ニシハタ、出ろ

目を伏せたまま深く溜息をつき、渋々前に出るニシハタ。
ニシハタのベッド下から鋏が見つかった、と告げられます。勿論これは看守長の嫌がらせ、事実無根です。

西畑「なワケないやろ…
そうだよな?と看守に声を掛ける看守長。
福本「はい、確かに。
ニタリとする看守。
西畑「お前なあ…!
看守長から殴り倒されるニシハタ。
向井「なんだその反抗的な目つきは
一方的に執拗に痛めつけられ遂に立ちあがることすら出来なくなったニシハタは、呼吸すらままならないのか這い蹲りながら喘ぎます。
足元に蹲ったニシハタを最早直視していられないのか真下を向くマサカド・フジワラ、余りの理不尽に極限まで顔をしかめながらニシハタの様子を見守るオオハシ・コジマ。
そして立て続けに看守長はオオニシ達の母親が危篤だと告げます。(例年この情報すらも虚偽だったのですが、今作ではこれが真実であったかどうかの確認は出来ませんでした)言葉を失うオオニシと、兄の顔色を伺うトア。精神的にオオニシを追いつめていく看守長は、看守達へ命令し更に他の囚人達へ暴力を振るわせていきます。


向井「ニシハタ、立つんだ
自らでニシハタの顔面めがけ何度も殴りつける看守長。余程ニシハタに何かしらの因縁を持っている様子。
今江「やめてください看守長!このままでは死んでしまいます!
懇願する今江にぴたりと動きを止める看守長。今ここで死なれても面白くない、ということなのか。

立ち去っていくムカイを、ボロボロの両腕で捕まえようと腕を伸ばすニシハタ。当然自力で立ち上がる力の残っていない彼は仰向けのまま倒れ込みます。
そんなニシハタに思わずハンカチを差し出そうとする今江を看守長は勿論見逃さない。虚ろな目のニシハタには今江の姿さえ映っていなかったかもしれません。

 

 

長尾「なんで…
大西「なんでこんな目に遭わなあかんねん…

 

呻くニシハタを目にとめたオオハシは、自分の怪我すら顧みずニシハタのもとへ駆け寄り介抱します。おそらく人一倍心から仲間を大事に思っているキャラクターなんですよね。scene:告白での彼の叫びを思い返しても、そういった周囲への優しさから常に1番を人へ譲り渡してきた過去があったのかもしれないです。

 

西畑「ここにおったら…こんなもんやろ…
ニシハタの目は再び暗く澱んでしまっていました。それを見たナガオは決意を固めます。

 

長尾「ここ出よう…、脱獄しよう!!!

 

長尾「ダイゴだって親父さん探さなあかんねんやろ、こんなところにおったらあかん!

それは不可能だ、と囚人たちが口々に言います。
そこへ一言、

藤原「待て、方法ならある

フジワラの閃きが全員の目に希望の光を生み出します。

大橋「俺もこの刑務所には我慢出来ひんかったんや!
大西「俺は行く…トアを母親に会わせてやりたい
次々に賛同していくメンバー。

 

西畑「やるんやったら…みんなでやろうぜ


ついに自分の力で立ち上がれたニシハタが絞り出すように言葉を発します。この動作、ニシハタの大きな心情の変化と非常にリンクしていて、単純なように見えてかなり深い演技だなと感じました。

 

西畑「赤と青、2つの号が一斉に動いたらアイツらも驚くやろ


そう言ってオオニシの前までよろめきながら手を差し出すニシハタ。
ニシハタの覚悟を感じ取ったのか、力強くその手をとり彼をかき抱くオオニシ。抱きしめた背中をさらにグッと握り拳で押さえます。
ここでおそらくニシハタとオオニシの思いがやっと同じ方向を指しました。このあとすぐバラバラの行動になっちゃうけど…

 

 


脱獄準備を始め、駆け抜け始めた囚人たち。全てが計算通りの看守長は、今宵の嵐が予測されている海原へ彼らが乗り出すための船を港に用意してやれ、と看守たちに命令し去ります。

 

今江「そんな訳にはいかんやろ…!おい、警備の手を緩めるな!
特に囚人たちへ寄り添う素振りを見せていた今江看守が先導を取り、看守長の思惑を阻止しようと、囚人たちを守るためにこの監獄へ閉じ込めようと奮起します。

監獄の出口ゲートの鍵を手に入れた赤青チーム全員は、やっと外の世界を目の当たりにします。そこは辺り一面海の、監獄の南の島でした。呆然とする彼らですが、岬に船を見つけ早速島からの脱出を図ります。
ここまで全てが看守長の掌の上とは知らずに。

 


そして思惑通り、嵐が襲います。荒れ狂った波で身体の半分以上が船体から投げ出されたナガオを見つけたニシハタは、彼を全身で押し戻し、反動で海の中へと攫われていきました。手を伸ばしても彼を掴みきれなかったナガオ。(2幕終盤と完全に被るんですよね…これを思い出すとナガオの手を見ただけでしんどくなるようになりましたつらすぎる…)


それをどこか遠くから眺めている看守長。
今江「早く救助を出さないと…!
向井「あいつらが勝手にやったことだ。それに奴らの流れ着く先は分かっている。あの島だ

 

 

 

向井「運命ってのは面白いよなあ、ニシハタ。お前は真実を知るがいい。あの島で探していたものを見つけるがいい

看守長の半狂乱の笑いと共に、1幕が閉じます。

 

 

*1:坊主 Season1

*2:近年ならダントツでin大阪17

*3:'15.9日生公演において、'15.8松竹座公演の担当台詞が向井⇄西畑で入れ替わり

*4:ホウキを意図的?に持ったまま台詞を発した日もあったそうです。自分の目では観ていないため注釈でメモ

MD5

Midnight Devil出演メンバー一覧*1

生年月日 入所年 衣装色
藤原丈一郎(22) 96.02.08 2004.02(15年目)
大橋和也(21) 97.08.09 2009.04(10年目) ピンク
正門良規(21) 96.11.28 2011.04(8年目)
西畑大吾(21) 97.01.09 2011.04(8年目) オレンジ
島健(19) 99.06.25 2012.07(7年目)

(入所順で羅列しました)


学年で分けると
95【藤原】
96【西畑・正門】
97【大橋】
ここまでが1つずつ違って、
99【小島】
最年少が現役の大学1年生。
他4人は既卒(西畑,正門,大橋は高校卒業)

  • Jr.歴

このタイトルで西畑担の視点から語れることは実際の歴史のうち本当に数ミリ程度なので、敢えて簡潔に纏めときました

☑️藤原/正門西畑は1歳違いで歴はほぼ倍違い(2人が入所した時点で丈は現在の2人くらいのJr.歴)

☑️大橋と正門西畑は年齢と歴が逆転

☑️正門西畑の初めての後輩にあたる代が小島


藤原 大橋 正門 西畑 小島
藤原 大橋 正門 大吾 小島
大橋 丈くん 正門 大ちゃん 小島
正門 丈くん はっすん 大吾 コジケン
西畑 丈くん はっすん 正門 小島
小島 丈くん 大橋くん もんくん*2 西畑くん



❤️💚
4学年ぶん離れてるもののほぼ3歳差。共通の趣味があるので交流はだいぶあって擬似兄弟みが強い。そして何より現関西Jr.におけるお笑い(切っても切れないカテゴリー)のエース的立ち位置を担う機会が多い2人。
その立場も含めた💚→(←)❤️の尊敬の念が時折インタビューで伺えることもあり。ただ板の上だけの2人を見ていると、小島さん、丈さんへの当たりはフツ〜にキツい。わりかしガンガン言う。オキニにしかゆるされてないやつ。年の差、良いエッセンスになっていると私は思います

丈さんはちょっとまだよく解明できない部分が山の如しのアイドルのためここでは書かないですけど、こじけんは独特の感性が天才肌的にフューチャーされがちな裏でめちゃくちゃ悩んで試行錯誤の努力重ねてお笑いの枠を掴んだ人だろうなって印象です。入所したての頃の姿と、今松竹座に立ってる姿が比較的あんまりリンクしない。顔立ちの整いかた彫りの深さスタイルの良さはずっとそのまま。このペアは勝手にMDのビジュアル担当としてゴリ推ししています。曲の盛り上がり部分にダブルセンターデュオパートがある。采配が天才



💜🧡
最早このブログで長々と書く意味ほぼないよね?
タメの同期。入所後すぐに同ユニット入り。でもユニット活動当時はお互いの印象ぼんやり。今が濃いから余計記憶が薄れてるそうです。そのユニット解体後、約2年間ラインがかなり離れます。月日が流れWESTが卒業し関西総無所属時代スタートの14春、帰る方向が一緒でいつのまにかアホほど仲良くなってた。とのことです。伝説の『 正門と遊びます 』。



🧡💗
入所1~2年目西畑くんの関ジュ先輩トークでほぼ100%名前挙がってたのが大橋さん。西畑大吾的アイドル四天王は嵐の二宮和也大野智・SexyZone中島健人大橋和也*3
振り付けとかめっちゃ優しく教えてくれてたらしい。
正門もフレジュ時代にダンス教わったエピ話してたことあったし、ていうかそれ最近も見たわ。今年。いやほんまに頑張ってはっすん…まさにしにダンスレッスンするの根気いりそう

大橋さんは新人から高確率で名前が挙がるイメージ。小さい子の面倒見がよくて明るく見えるし後輩からも声掛けやすいんかなぁ〜。西畑くんは他人との距離感に生来の慎重さが滲みでている上にどうも中々の体育会系気質なので、先輩とはあくまで1枚強固な壁は残すタイプだったと踏んでるんですが、それを唯一ぶち壊す(先輩サイドからではなく後輩サイドから)ことが出来たのは大橋さんの性格、キャラの影響が大きかったんじゃないかと推察します。関西ジャニーズJr.としての西畑くん、大橋さんの存在あって前よりちょっとだけ甘え上手になりました。たぶん。



🧡💚
西畑『黙ってたら綺麗な顔してる

造形美の大絶賛+ネタに大爆笑、が西畑→小島のデフォ。美形のギャップに人一倍敏感な西畑くんは小島さんのことをよく知ることになった15夏以降大層お気に入りで、(あとこれはあんまり関係ないけど大西流星くんも小島大好き芸人化した)当の小島さんは大西畑まとめて軽くあしらってる。
この2人はどう見てもプライベートでの流れる時間というか、生き方のベクトルがそもそも反対向いてそう。絡み方もまあまあめんどいな〜とか思われてそう。めんどくさいけどまあほっといたら飽きるやろ、に着地してそうなのがいちばんおもろい。

とれ関が関西Jr.3名でのレギュラーになってから初の放送*4がまさかの正門西畑小島で、内容も初々しさ全開だった覚えがあるので未視聴の方がいれば是非探してください。西畑「簡単にANOTHERの内容(を視聴者へ)伝えて
小島「島の話




💜💚
14春で同時に楽器隊デビュー。さらにその春松竹楽から数日後のSexyZone名古屋ガイシホール公演で突如として関ジュバンドが現れ一部騒然。2014年から今に至るまでドラムとベースは松竹座出演メンバーで随時様変わりしてきたけど、この2人はずっと固定だったので近年の関西担には超馴染みのあるセット。

15夏に少年たちの囚人赤チームとして同時に選抜され、楽屋も一緒かつそれまでの演技経験がほぼ同等だったことも相俟って似たような壁にぶち当たり、色々と模索・経験を重ね一夏越えたのでその辺りから多少の同胞感を得始めたように感じる…多少は……。17夏,18夏の少年たち公演も同じチーム分けでもはや安定卍コジマサカド卍*5となり、以下全て今年に入ってからのお互いに対する言及で特にハッとなったものを記します。


正門『"小島"とは実際の自分たちも一緒に組むことが多いし、この1年でグッと距離が縮まったので、そこもお芝居に生かせるといいな』(2018.8 )

小島『シンメだし頼りになる
正門『頼れるパートナー』(2018.8)


17クリパは佐野くんとこの2人だけが全公演出演だった訳ですが、兄/弟それぞれ何度か鑑賞して気付いたこじけんの変幻自在さ、絶対欠けてはならないなと感じた正門さんの安定感ある弟組MC回し、2人がすっかり中堅の先輩Jr.になっているんだなと実感した期間でした。何より2人きりでの曲披露(黒白シンメトリージャケット+ベスト)と、そこから繋がる18あけおめでのたった2人だけのバクステin大阪城ホールが圧巻で、本当に見惚れるしかなくて…… 局動画の編集したんだれ?(恨)



❤️💜
滝沢歌舞伎を経てまたちょっと進展ありましたよね〜〜???まとめ読みたい!もし見かけたら教えてください!大先輩の藤原丈一郎に『年下やのに一緒におったら安心する』『パパっぽい』とまで言わせる正門良規、マジで何者なんでしょうね〜〜〜…ぶっちゃけここ性格とかは相性抜群だろうなって薄々感じてるんですけど、パフォーマンス的な面ではそうでもないと思い込んでいたので青チーム'18やMDで同じ画角に映り込むこの夏を目の当たりにして「いやどう考えても恋する絵面やん!!!!!」と猛省しました


滝沢歌舞伎への関西Jr.の出演に関して〉
正門『丈くんが関西の武器になることは確実です。』『非の打ち所がない、オールマイティーな人』(2018.5)

正門『アイドルとしても人としても本当に尊敬しています』(2018.7)


どんなに年々距離が縮まっても、圧倒的スキルを持った偉大な先輩として敬い続けている(むしろ近くなったからこそ分かる凄さを肌で感じていて、それを言葉で表現する)正門くんと、そんな後輩の特技をベッタベタに褒めてくれる藤原さんです。なんか人生経験値高そうペア。


藤原『最近まで正門の下の名前を知りませんでした(笑)』(2018.6)



💜💗
大橋くんのお世話係by大橋らしい。わかる。舞台上でのキャラとして見ても友人関係として見てもピッタリしっくりくる2人で、お互いがお互いの良さを活かし伸ばしてる感じがする。2人が遊んだ近況を話すときは大体そこに西畑大吾もいることが多かったので、滝沢歌舞伎期間のホテル同室エピソードなんかはもっと掘り下げてほしいし、周囲から特に優しい印象を抱かれがちなこの2人がお互い全く気を遣わずやや雑に扱い合うところが良すぎる。そういう間柄オブリガード


滝沢歌舞伎の公演期間、空き時間によく一緒に過ごしたメンバーは?〉
大橋『絶対横に正門がいて…
正門『大橋和也くんと藤原丈一郎くんです。』(2018.7)

大橋『ついつい喋りすぎちゃう相手は、大ちゃんと正門。プライベートな話までするのはこの2人。自分の中のほぼすべて、9割のことは言ってると思う』(2018.4)


Hi Ho!2017に引き続き2018も南の島にて正橋ワールドが随時開催されているので擬獣化ショタも確かにこの世のものとは思えん最高やけど大きいお兄さんのじゃれあいもBFF*6の極みやから是非見てください



💗💚
ちょっとここ難しすぎるごめん



❤️💗
ジョーハシを語れる力量がないから省略します 本職の方々のブログを参考にしてください

あっでもつい最近ツイッターで見かけた、【世間一般と丈橋のビジネスシンメ定義乖離説】みたいなものがまんまイメージ通りの丈橋だったからわたしも丈橋ビギナーズクラスの一歩は踏み出せてるのかもしれないです。わかりません。

ダンス自体に絶妙なニュアンスの表情をつけられる2人。本当に身体の操り方が普段西畑くん見てると異次元。あと個人的には藤原丈一郎の歌声が関西Jr.内でズバ抜けて好みだから歌が強いシンメって認識でした。リューン観なかったことに関しては散々指摘されてます。ミュージカルW主演って本当にかっこいいな。歌って踊れるアイドル。もう長らくお互いが隣にいる。




❤️🧡
別エントリで書きます 溢れる想いは∞(エンドレス)





あーめっちゃスッキリした!今のMDの5人がいかにコミュニケーションを取り合えていて、かつ馴れ合いに終始しない向上心(お互いの良いところを理解して補い高め合おうとする力)を全員が持っていることが1%でも伝わっていれば嬉しいなと思います!本当に奇跡のバランス!!!公演終わったらそれぞれパフォーマンスの感想も書きたい(1番の難産残してるよ〜)

*1:()内は全て2018.08現在のデータ

*2:島健⇨正門良規の専ニク。正門の門から取ってもんくん。最近この呼び方はやめたらしい

*3:17年8月時点では大橋out亀梨和也inらしい

*4:2016年7月

*5:一応、西畑大吾くんもこの2人とだけは3回全部一緒

*6:Best Friend Forever